大学のオンライン教育は工場でも

大学のオンライン教育は工場でも

共和国でオンライン教育が活発に行われています。キムチェク工業総合大学のオンライン教育大学だけを見ても設立当時の40人の学生が今は5000人を越えています。中には金正淑ピョンヤン製糸工場の人たちもいます。

金正淑ピョンヤン製糸工場の主任技師補佐チェ・インチョルさんのお話です。

「今は科学技術の飛躍的な発展の時代ですから、もう昨日の知識は既に古いものとなっています。学ぼうとしない人は、時代の落伍者になる、これが常識ですからね。それで、工場の従業員皆が大学のオンライン教育を受け、深い知識を得るため励んでいます」

オンライン教育を受ける学生の中には支配人、主任技師など工場の管理職もいます。もちろん、その人たちは大学卒業生なので実力もあり、経験も積んだ専門家です。しかし、科学技術で工場を発展させることを決心して第2の専攻知識を学ぶため再び学生になったわけです。

ほかの従業員もこれに励まされています。教育内容が豊かで、講義時間を自由自在に選ぶことが出来、また、実践で提起される科学技術の難題もそのつど、理解できるオンライン教育の優位性がその熱意をさらに燃やしています。肩書きと年齢に関係なく誰もがこのオンライン教育大学の入学を志望しています。

今、工場で50人がこの教育を受けていますが、多くの学生たちが教育課程を繰り上げています。科学と技術のレベルアップが生産での更なる成果につながるということをよく知っているので毎日のように講義室を訪ねています。

糸繰工程の現代化の実現に寄与する価値ある技術革新案を導入した修理工も、生産計画を上回って達成している糸繰工も、国家発明証書を授かった職長もみながこの大学の学生です。

糸繰工のパク・ソンエさんのお話です。

「近く、私もキムチェク工業総合大学のオンライン教育大学を卒業します。教育課程を終えて糸繰工程の技術改造がテーマの卒業論文を書くつもりです。これからオンライン教育を通じて学んだ内容を実践に具現して絹糸の生産に大いに役立ちたいです」

工場では日増しに高まる従業員の熱意に合わせて科学技術普及室をさらに充実させ、運営の改善にも力を入れています。間もなく、この工場の10人の人がオンライン教育大学の初の卒業生となります。