変わることのない日本の再侵略の野望

変わることのない日本の再侵略の野望

軍事大国化の野望を実現しようとの日本の動きが一層表面化しています。

先日、横浜市で新しく建造した海上自衛隊の8番目のイージス艦の進水式が行われました。一方、日本はオーストラリアとアメリカの合同軍事演習に自衛隊を派遣し、海上及び海岸地域での上陸と攻撃の演習を熟達させています。

また政界では中東への派兵の事で「新たな法整備が必要だ」との主張が公然と出ています。これは軍事大国化と海外膨張の野望を実現する事で、昔の植民地宗主国の地位をまたもや占めようとの日本の反動勢力の企みをそのまま示しています。

敗戦後今まで日本は、平和への世界人民の願いに反して危険な戦争勢力・侵略集団となりました。交戦権・参戦権はもとより正規軍も持てない法律の制約にも拘らず、自衛隊の質・量共にの変化を促して任意の時任意の地域で戦争を行える攻撃能力も整えています。

更に今後5年間毎年軍備をイギリスとフランスを凌ぐ500億ドル規模で支出する事にし、攻撃型新鋭兵器を引き続き大量に持ち込んでいます。日本列島を越えて各国との軍事演習を拡大している目的は根深い侵略の野望であり、その第1のターゲットは朝鮮半島です。

今も日本当局は、朝鮮半島と地域の平和ムードに脅威を与え地域内の戦略的バランスを破壊するイージス・オショー*1の配備を強行して、「北朝鮮のミサイルを迎撃出来る」という好戦的な妄言も躊躇わずにいます。

挙句の果ては朝鮮半島有事の際必要な戦闘要員と装備を支援するという、戦力提供国のベールを被って公然と半島に入ろうとしています。これは時の流れが如何に変わろうと、軍事大国化を推し進めて大東亜共栄圏の儚い夢を実現しようとの日本の再侵略の野望は絶対に変わらないという事を立証するものです。

あらゆる野望に満ちた過去の物差しで、またもや世界の未来を計ってみようとの日本の妄想は自ら島国の前途を台無しにする結果だけを招くでしょう。

（時事評論）