国の園芸・緑化のために

国の園芸・緑化のために

朝鮮で国中を森のように、公園のようにつくるための社会的キャンペーンが張られる中、園芸技術局芝研究分院の科学者が新種の芝の研究に励んでいます。

博士、助教授のチェ・ユンス院長のお話です。

「国の園芸・緑化で研究所の任務がとても重要だと言えます。それで、私たちは寒さと踏むことへの耐性が強く、鑑賞効果の優れた常緑の芝を育種し、その栽培方法を完成するための研究に粘り強く取り組んできました」

少ない労力でも栽培が可能な優れた芝を育種するため、研究所の人たちは、ここ数年の間、現場への踏査を続けてきました。新たな品種の育種に出発材料となる20種あまりの資源を収集し、試作畑でその生物学的特性を解明するための研究を深めました。その過程に選ばれた資源の中で緑色期日が長く、発病率が低いばかりか、高温と日照りなど不利な環境への適応性に富んだ個体をひとつひとつ選定しました。

それを出発材料として緑色期日がとても長く、高温と日照り、病害に対する抵抗性の強い新たな品種の芝を育種しました。また、気候風土が違う地方の特性に合う芝を育種し、その栽培方法も科学的に完成しました。

それだけではありません。研究所の人たちは、芝生が諸害に侵されたとき、生理的回復を早め、芝生の若返りに有効な栄養液も開発しました。そして、色々な必須栄養元素と微量元素を補充して生育を促す芝用複合肥料を十分生産できる土台も築きました。今、分院では四季を通して青い芝の研究を目指しています。

チェ・ユンス院長のお話です。

「在来種の芝は朝鮮の気候風土に適応した生活力の強い地皮植物です。それで私たちはその芝の研究を深め、緑色期日が長い新たな品種の芝を育種するため励んでいます」

（今日の朝鮮）