労働生活がそのまま歌に

労働生活がそのまま歌に

チュチェ103（2014）年、第14回全国勤労者の喉自慢がありましたが、その家族部類で、ピョンヤン326電線工場の労働者リ・ジョンシムさん夫婦が優勝しました。

リさんのお話です。

「その時、夫と共に全国勤労者の喉自慢に始めて参加しました。工場の管理職と作業班の人たちは、私の夫婦が喉自慢の家族部類にきっと参加しなければならないと言って、推薦してくれました。私たちは労働生活の中でいつも歌っていた歌を用意して、喉自慢に参加しました」

リさんが工場に入ったのは、チュチェ95（2006）年でした。中学時代からアコーディオンやギターはもちろん、歌も上手なので、ウグイスと呼ばれたリさんは、工場の芸能宣伝隊に選ばれ、歌で労働者たちを励ましました。

そのうち、現場で働きながら、歌を歌いたい気持ちになりました。偉大な金正日総書記の現地指導の後、設備の現代化がいっそう進められ、環境もきれいになった職場に愛着を抱いたのです。甲斐ある労働生活を思う存分歌いたかったのです。

いつも熱心に働きながら、労働の喜びを歌に託したリさんの独特な音色は、職場に生気と活力を吹き込みました。工場の芸能宣伝隊の隊員である夫と共に、全国勤労者の喉自慢に参加したリさんは、「愛情あふれるわが国」、「素敵な朝、素敵な夕方」などの歌で労働を愛する自分の感情をそのまま表しました。喉自慢で優勝した後、職場への愛着心はひとしおでした。

職長のムン・ミョンチョルさんのお話です。

「リさんは仕事の合間などにいつも女性特有の細心な感覚で、周りに気を配っていますが、同僚の1人が病欠になると、お見舞いに行って、姉、妹の思いで世話もして、早く治って職場に戻るよう力づけています。職場を愛し、集団のために尽くすその心は、偽りのない清らかなものです。それで、リさんの歌を聞きますと、皆が思いも共にして、一緒に歌い、その歌に励まされて、職場の生産計画を大幅に上回って達成しています」

リさんの歌はそのまま、職場と集団を愛する心の歌でした。

リさんのお話です。

「工場で人々が私の歌を聞いて喜ぶのを見る時が、テレビに出演した私を見る時より嬉しいです。私たち女性も男性と同じ権利を持って、工場の主人、職場の主人となって甲斐ある労働の生活を送っているのをそのまま歌に託している時が一番嬉しいです。これからも、工場が電線の増産で国の繁栄に貢献するよう、一所懸命に働き、歌も歌って、頑張りたいと思っています」

（芸術）