劇映画「自分に問え」

劇映画「自分に問え」

チュチェ77（1988）年、朝鮮劇映画撮影所で創作された劇映画「自分に問え」は、今も話題に上っています。

映画は、ある山奥の農場の牧草地に派遣されて、真面目に働く一人の活動家を感銘深く描いています。主人公のムン・ソクチュと仕事熱心な娘の「サンメ」という放牧係を始め登場人物の相互関係を通して、人間の良心と価値、真の意味での理想と幸せをどこに求めるべきかを感銘深く物語っています。

最初、放牧係りの「サンメ」は、深い山奥で青春を空しく送っていると考えています。しかし、国と人民のためにいかなる私心もなく、名誉も望まず、きれいな心を尽くす主人公のムン・ソクチュの人柄に感動し、牧草地に定着して暮らすことを決心します。

映画は、ムン・ソクチュを通して、活動家は常にきれいな心を持ってのみ、人民のために奉仕することができ、気高い人格の持ち主、立派な指揮メンバーになれるということを見せています。また、生き甲斐と人生の価値は、偉大な金日成主席と朝鮮労働党の大構想を見事に実現するところにあることを強調しています。

映画は、文学を主体的な人間学にすることについての主体的文芸理論に即して、話題の種子を選り抜き、多様で個性的な人々の性格をリアルに表しています。演出と撮影、音楽などでの芸術的な難題を巧みな技巧と文化性と品位のある描写でこなし、全ての表現要素を調和させて芸術性豊かに描いています。

劇映画「自分に問え」は、深奥な思想と高い芸術性により、人々の心を引きつけています。