前途を嘱望される美術家

前途を嘱望される美術家

社会主義朝鮮では、多くの生徒たちが自分の才能を思う存分伸ばしています。ハン・ホヨンさんも朝鮮労働党の下で、美術の神童に育ちました。今年14歳のハンさんですが、画壇で、前途を嘱望される美術家に認められています。

幼稚園の時から芽生えたその才能は、小学校の時はもはや、その頃の子供の絵とは信じがたいほど優れていました。立体感を生かし、特徴を引き立たせて描くのが、ハンさんの生まれつきの才能でした。

ハンさんが絵を描くのに特別な趣味を持ったのは次のようないきさつからでした。テレビを通して、才能のある子供たちと共に写真を撮る敬愛する金正恩元帥の姿を見るたびに、自分も元帥を喜ばせてあげられないものかと考えました。

ある日、母と一緒に朝鮮美術博物館に行きました。貫禄の作品との出会いは、ハンさんを画業に導きました。特に目が行ったのは、伝統の美術、朝鮮画でした。ハンさんの才能はめきめきと伸び、マンギョンデ学生少年宮殿の美術クラブに入ってから、個性ある筆のタッチで画才を発揮しました。

小学校3年の時、朝鮮画「いつまでもお日様について」とデッサン「ペクトゥ山のひづめの音」を出品しました。このデッサンは、第4回全国デッサン祭典小学校部門に入賞しました。

ハンさんの胸には、金正恩元帥に自分の絵を見せてあげたい思いが大事にしまわれていました。それで、朝鮮少年団創立66周年を迎えて、朝鮮画「ペクトゥの行軍路継いで行く」を創作して、元帥に見せました。元帥はハンさんの絵を見てその将来を祝福しました。

ハンさんのお話です。

「私はその時、朝焼けのペクトゥ山を背景に66頭の馬が大地を蹴飛ばして、疾風のように駆けるのを描きましたが、これには元帥についてチュチェの革命偉業の道一筋を進む少年団員皆の誓いが込められています。これから、朝鮮民族の伝統の画法による朝鮮画の創作で、国を輝かせたいと思っています」

今、ハンさんは希望通り、主体的美術教育の学府であるピョンヤン美術総合大学の朝鮮画専門部に通っています。