人生の誇り

人生の誇り

朝鮮民族が創造した優秀な無形遺産の中には伝統医術の遺産もあります。針灸、吸い玉、燻蒸療法などのコリョ医学の治療法を受け継いで進歩させる人たちの中にはピョンヤン市*1マンギョンデ区域*2チュクチョン総合診療所*3のリ・エリョン医長もいます。

コリョ医学の治療法は手段や治療操作が簡単でめぼしい治療効果を出すのがメリットです。ピョンヤン医科大学の時から民族の伝統医学であるコリョ医学に強く魅せられていたリさんでした。それで、大学の卒業後、診療所に勤めて以来、コリョ医学に没頭しました。また、臨床経験を経てコリョ医学のすぐれた点をもっと痛感しました。

―どんな病気でも治せる高いコリョ医術を身につける―

こんな目標の下にリさんは数十年間、コリョ医学の世界を占領するため心魂を傾けました。疾病別のつぼを確定し、その効果を検証するためにためらうことなく自分の体に針を刺し、翌日、患者の腕に乗せる灸のヨモギの量と時間を計るためまんじりともせず夜を明かしたこともありました。

その努力が報いられ、針灸療法で難病の消火器疾患の患者を全快させ、洋薬品なしに赤ん坊の熱を下げたことなどリさんの医術と治療実績は日増しに高まりました。その日々にリさんは簡単な病気はもとより難病までコリョ治療で治せる高い臨床資質を身につけ、その針灸治療術は国家無形遺産に登録されました。

すぐれた針灸術でコリョ医学の優秀性を輝かせるリ・エリョンさん、60歳を過ぎた身だが、名医と呼ばれることで人生の誇りを感じ、患者の治療に全身全霊を傾けています。

（今日の朝鮮）