交通公園での一日

交通公園での一日

先日、子供達がとても楽しんでいるという、平壌市子供交通公園を訪ねて見ました。

正門をくぐる時から、もはやこの公園が子供と生徒の心理に合うよう立派に造られた事がすぐ分かりました。

キム・ヨンチャンさん。

「子供交通公園には交通安全の教育が充分できる条件が完備しています。ここでは子供と生徒に対する交通安全のルールの教育が義務付けられています。交通安全のルールを分かりやすく知らせた後、いろいろな器材を利用して具体的な環境の中でやってみますので、子供たちがとても喜んでいます」

毎日大勢の子供達がここを訪ねるという話を聞いて、交通安全教育エリアに行きました。エリアの全ての施設とスペースは子供と生徒の心理に合わせて、そして交通安全の教育が十分出来るように整えられていました。

交通安全教室に入ると、幼稚園・学校とは違って人民保安員が先生となって教育に当たっていました。新しいものに接し、また自分達の生活と密着したものなので、子供と生徒、誰もが授業に熱中していました。

シミュレーション現場では、生徒達が訓練器材を利用したシミュレーションで、時間が経つのも知らないようでした。 一方、〓〓感*1の体験室では、生徒達が交通ルール違反の場合どうなるのか、仮想現実を体験していました。

「交通事故の危険性とその悪結果について良く分かりました」
「交通安全のルールと常識がさらに良く分かるような気がします」

屋外の交通安全実習場も、子供と生徒で賑やかでした。先生に言わせますと子供と生徒はここでの実習を一番好んでいるとの事。遊園地に来た思いで、なかなか離れようとしないとの事でした。

学んだ通りに車を運転するのに余念のない子供達。先生と一緒に手と手を取り合って、交通安全信号を確認して横断歩道を通る子供達。交通安全のルールと常識をビジュアルに見せる絵を見て、その内容を一つ一つ手帳に書き入れる生徒達。

公園というよりは実際の町の一角を思わせていました。

「これからは1人でも横断歩道を歩けますね、信号が青だったら通るということですね」
「僕は*2良くここへ来ますが、今日の授業は本当に面白く、多くのことを学びました」
「こうして実際、自転車に乗ってみて、その利用の秩序についてさらに良く分かりました」

リ・ソクチョルさん。

「今、世界的に未成年による交通事故が多くの比重を占めています。人民の生命と財産を保護する人民保安員として、子供と生徒を教えると言う並々ならぬ誇りを、責任を感じています」

一幅の絵のような平壌市子供交通公園。

笑いの中、交通ルールを学び、心身共に鍛えながら楽しい一日を過ごす、子供と生徒の喜び一杯の姿が今も目に浮かんできます。

（今日の朝鮮）