ヨーロッパ種の馬

贈り物の動物　ヨーロッパ種の馬

こちら平壌のテソン山*1の麓にある中央動物園です。この中央動物園には、偉大な金日成主席と偉大な金正日総書記、敬愛する最高指導者金正恩委員長に、世界各国から贈られた珍しい動物が沢山います。

その中にはヨーロッパ種の馬もあります。この馬が、偉大な金正日総書記にチュチェ97年（2008）8月、中国の実業家から贈られたヨーロッパ種の馬です。

副院長シン・ガンホさん。

「ヨーロッパ種の馬の原種はエルベ川とその支流に隣接している湿地草原に住んでいた馬でした。それがある国の王室の馬の飼育場で始めて育種され、競馬用として知られてから世界各国に多く輸出されました。ヨーロッパ種の馬はおとなしい気質なので、高級馬車や重量級乗馬用などいろいろな乗馬用に利用されています」

この馬は余裕綽々と律動的に、そしてソフトに歩きます。他の馬に比べてみますと胴体が長いのが特徴です。勇敢で、両足で跳びはね、跳躍も出来る、世界的に優れたハードル競争の選手として有名です。

ガッチリとした前脚は長く、筋肉が発達しています。後脚は長く品位があり、踵（きびす）の関節が前へ進む時最大の力を出せるようになっています。ヨーロッパ主の馬は来客に喜びを与えています。

飼育係キム・ピルナムさん。

「国中での乗馬運動ブームに乗って、馬に対する人々の関心も高まっています。特にこのヨーロッパ種の馬に焦点が絞られています。一度、乗せてほしいとてこずらす客がとても多いですからね」

来客のペク・クムチョルさん。

「しばしば、ここ中央動物園を訪ねていますが、そのたびに必ず立ち寄るのがここです。それはヨーロッパ種の馬がここにいるからです」

偉大な金正日総書記への敬慕の念がこもる贈り物の動物、ヨーロッパ種の馬。この馬はこれからも、中央動物園を訪れる人々を喜ばせるでしょう。

（世界と朝鮮）