ミルチョン鍾乳洞

密田鍾乳洞

ミルチョン鍾乳洞は、ピョンアン南道*1ウンサン郡*2のミルチョン里*3という所にあります。

一般に鍾乳洞は、石灰岩と苦灰石地帯で地下水の溶食作用によって出来ます。天井に様々な形の鍾乳石がつらら状に垂れ下がり、洞床に落下した水滴からは上向きに石筍と石柱が成長します。側壁一面にも石灰華が生まれ、風変わりな眺めを作り出します。

石灰岩が広く分布し、降水量の多い朝鮮には、数多くの鍾乳洞があります。その一つが天然記念物に指定されたミルチョン鍾乳洞です。ミルチョン鍾乳洞は、石柱の多い典型的な単層水平鍾乳洞です。

一つの主な通路から二つに枝分かれし、57の広い空間を成しています。内部の温度は10～12度、湿度は90パーセントです。鍾乳洞の標高は地表面で260メートル、入り口で235～240メートルであり、洞底の高低差は5メートルほどです。

規模の大きさと美しさを誇るミルチョン鍾乳洞は研究の価値があり、観光地ともなっています。