ペクトゥ山のチョングン岩

白頭山の千軍岩

朝鮮の北部にそびえているペクトゥ山*1は朝鮮一の高い山です。偉大な金日成主席が抗日武装闘争を展開したので革命の聖なる山として名高いばかりか、風致もまた素晴らしくて朝鮮の名山と呼ばれています。

ペクトゥ山で異彩を放つ景色の一つは、山頂から南西の方へ少し離れた峡谷にあるチョングン岩です。火山活動によって出来た高さ10数メートルの奇岩が数十メートルの区間に屏風のようにそびえています

鋭い槍のような岩、大きな翼を広げて今にも飛び立たんばかりの鷲のような岩、立っている人の形をした岩もあります。形に似たようなものは一つもありませんが、共通点はどれもこれも切り立っていることです。まるで大勢の兵隊さんが槍を持って立っているようです。

金日成主席はいつかペクトゥ山に登る途中、これらの岩を見て、天から軍隊が降りて来て並んでいるようだとし、チョングン岩、千万の軍隊の岩と言う意味の名を付けました。

珍しい形のチョングン岩は写真でも、絵でも広く紹介されています。ペクトゥ山を訪ねてチョングン岩を見た人々はその壮大さに驚嘆を禁じえずにいます。