コグリョの住民地区の遺跡

コグリョの住民地区の遺跡

ピョンヤン市*1テソン区域*2リムフン洞*3一帯に1～5世紀初めのものと確証されたコグリョの住民地区の遺跡が保存されている（コグリョ；紀元前277年―紀元668年）

金日成総合大学歴史学部の研究者　チェ・チョル

「学部では、ピョンヤン市テソン区域リムフン洞一帯でコグリョ時代の井戸の遺跡2個、建物址の一部と1基の甕棺墓、煉瓦で築いた1個の地下構造物を新しく発掘し、瓦と土器の欠けら、煉瓦、臼のくぼみを始め多くの遺物を収集しました」

 

金日成総合大学歴史学部の研究者、博士、助教授　チョン・ボンチャン

「1号井戸は床を細かい砂利や砂、粘土を混ぜて固めた後、正四角形の木枠を設置し、その上に八角形、次は円形に壁を積み上げました。2号井戸も1号井戸のように床を固めた後、その上に正八角形の木枠を設置し、またその上を川の砂利で、残りの部分は平らな石で壁を積み上げました」

 

金日成総合大学歴史学部の研究者　リ・グァンソン

「ピョンヤン市テソン区域リムフン洞一帯でコグリョ時代の井戸の遺跡が発掘されて、コグリョが427年のピョンヤン遷都よりも遥かに前の時代からリムフン洞一帯を重要な地域的拠点とし、この一帯でコグリョ人が暮らし続けたことが新しく解明されました。また、石の基盤の欠けらと大型鉄釜の欠けら、漆塗りの木壷の欠けら、梳き櫛などの遺物を通して、当時の文明生活を一層はっきりと証明することが出来ました」

（文化―歴史）