アニメソングの得意な学校

アニメソングの得意な学校

朝鮮でアニメソングは子供たちの生活にとても身近な存在となっています。興味津々たるアニメの内容と童心がそのまま映えているアニメソングを、子供たち誰もが好んで歌っています。またこれは幼年時代の大事な思い出として心に刻み付けられています。

ピョンヤン市*1ソンギョ区域*2のリュルゴク高級中学校*3は正にこのアニメソングの得意なことで国中に名が知られています。この学校の児童音楽クラスの生徒たちは朝鮮のアニメに出てくる殆どの歌を吹き込みました。

チュチェ58（1969）年、アニメ「遊んで暮らしたブーブー」のテーマソングを吹き込むことでアニメと縁を結んだこの学校の児童音楽クラスの生徒たちはこれまで500編近くのアニメソングを見事に歌いました。「出陣の太鼓を叩く」、「親しい友だち」を含め、ここの生徒たちが歌った多くのアニメソングは今、朝鮮の子供たちの十八番となっています。

アニメの内容による個性を生かした豊かな感情、おのずと感興が沸いてくる明るく柔らかな音色、見事なアンサンブルはこの学校の児童音楽クラスの生徒たちの歌の魅力でしょう。

学校の児童音楽クラスを受け持っている功労教員の称号受賞者ハン・ソンヒさんのお話です。

「いつでしたか、人民軍部隊を視察していた偉大な金正日総書記は、リュルゴク高級中学校を卒業して入隊した一人の女性兵士の歌を聞いて、アニメソングが得意な学校から来たと高く評価しました。それ以来、アニメソングの得意な学校と呼ばれるわけです」

これは金正日総書記の深い信頼の表れ、高い表彰も同じでした。その後も金正日総書記は学校に楽器やバスなども贈り、アニメソングの得意な学校の栄誉を引き続き輝かせるよう深い関心を向けました。この学校の門下生たちは国の主な芸術団体で人民に愛されるソリストとして名を馳せています。

ソンギョ区域のリュルゴク高級中学校に行きますと、今も豆歌手の幸せそうな歌声を聞くことができます。

（今日の朝鮮）