その恩愛はルンラ島にも

その恩愛は綾羅島にも

ピョンヤンの都心を流れる風光に恵まれたテドン川*1、そのテドン川に緑いっぱいの中洲ルンラ島*2があります。川面に垂れ下がるしだれ柳が、綾なす錦を敷きつめたようだといって「ルンラ島」、綾の字に、絹織物の意味の羅の字を書いて綾羅島といいます。景色の美しいルンラ島を人民の憩いの場に作るため偉大な金日成主席と金正日総書記は労苦の限りを尽くしました。

主席と総書記はチュチェ54（1965）年4月、自らルンラ島に木を植え、ルンラ島を人民の公園に作る大構想を練りました。国と人民のための愛国偉業にすべてを捧げた金正日総書記は生前、ルンラ島を人民の幸せの笑い声が溢れる憩いの場に作るため深い関心を払いました。その深い関心の中、現代感覚にマッチしたメーデースタジアムとルンラ橋が建てられました。総書記はイルカ館の建設も発案し、ナンポ*3からピョンヤン*4までの海水輸送パイプも設置するようにしました。

そしてチュチェ100（2011）年4月にはルンラ島は緑化が行き届いているので大勢の人が訪れるだろう、青年たちが好む乗り物なども設置し、サービス施設も建設しようといいました。

ルンラ人民公園の主任技師リ・グァンホさんのお話です。

「偉大な金正日総書記はルンラ島に総合的な遊泳場を建設し、それに遊園地まで建設すればもっとすばらしくなるでしょう、人民が喜ぶでしょう、特に青年たちはどんなに喜ぶでしょう、資金が多くかかるでしょうが、遠い将来にも見劣りがしないよう立派に作りましょう、と重ね重ね言いました。そして公園の設計を完璧なものにするよう必要な措置を講じ、強力な建設チームも組織しました。総書記は晩年の2011年にもルンラ人民公園を立派に建設するよう数回にわたって教えました」

敬愛する金正恩元帥は総書記の遺訓どおり、ルンラ人民公園を総合的な公園に作るよう正しく導きました。チュチェ101（2012）年4月末には建設さなかのプールの滑り台の頂点にまで上がっていろいろと詳しく教えました。それから数日後の5月初め、またもや建設現場を訪れ、土ぼこりがあがる中、自ら構想していることを直接絵で描いて見せたりしました。

その後も、遊泳場の建設現場で、更衣室とシャワー室の上をバスケットボールやバレーボール、ビーチバレーが出来るように造れば、勤労者と青少年が遊泳とスポーツ競技を楽しめるとし、専門家も考え及ばなかったことにまで細やかに気を配りました。元帥の献身的な指導により、ルンラ島の広い敷地にイルカ館と遊泳場、遊園地が建てられました。公園の風致を引き立てるユニークな建物はこうして生まれました。

子供はもちろん大人たちも昼は遊泳場で、夜はイルミネーションで光り輝く遊園地で乗り物などを楽しんでいます。押し寄せる波を突いていくような遊泳場の雰囲気も満点、かと言えば天と地の区別なく急回転する乗り物の気分もまた爽快そのものです。まさしく天地そのまま笑いの声であふれます。人民のためのことでは打算をせず、千万の宝も惜しまない朝鮮労働党の配慮があって、社会主義の楽土がもたらされるということをここルンラ島は教えています。

本当に社会主義で営む私たちの生活、私たちの情緒、私たちの楽観がこの世で一番です。