「アジアの盟主」になろうとする

「アジアの盟主」になろうとする

2月9日、日本が共和国の所謂ミサイル発射施設等、軍事施設の監視を強める目的で新鋭スパイ衛星『光学7号機』を打ち上げました。朝鮮半島と地域の不安定な情勢の成り行きに世界が懸念を深めている時、日本が共和国を甚だ刺激する軍事的挑発を掛けているのは絶対に見過ごせない事です。

これは明らかに朝鮮に対する侵略行為で、日本が再侵略の野望を遂げようと軍国化に突っ走って*1いる事をそのまま見せるものです。その再侵略の第一のターゲットが他ならぬ朝鮮半島である事は周知の事です。

島国の日本の極右勢力は20世紀に潰えてしまった大東亜共栄圏の儚い夢を実現する上で朝鮮半島を占めるのを優先的な目標とし、久しい前からその軍事的準備に拍車を掛けて来ました。その結果日本の自衛隊は旧日本軍の軍種・兵科、及び指揮システムを下敷きにした事実上の正規軍に、その攻撃能力が西側でアメリカに次ぐ水準になりました。分けても数十年来の宇宙の軍事化によって世界共有の宇宙は、戦犯国日本の軍事的利用の空間となりました。

1970年2月、初の人工衛星を打ち上げた日本はこれまで100機以上の人工衛星を打ち上げ、あからさまに『対朝鮮情報収集用』だと言って稼動させているスパイ衛星だけでも7つもあります。それに日本の政客が企んでいる宇宙作戦隊の新設も宇宙空間での危険千万な対朝鮮攻撃の前触れで、軍国主義に突っ走っている日本の危険さを増しています。

問題は、『北朝鮮の脅威』の名目で増強されっぱなしの自衛隊武力の標的が共和国に限っていない事です。周辺諸国への露骨な敵意と領土野望、グローバルな活動を開始した自衛隊の動き等は、日本の対朝鮮再侵略策動が任意の時に世界を巻き込む戦争に拡大しかねないという事を物語っています。

中国のアナリストは〓〓〓〓〓で*2日本がスパイ衛星の打ち上げをはじめ軍事的策動を追及しながら常に朝鮮を槍玉に挙げている事について、「絶対に誠に受けてはならない」と主張し、「多くの場合それは隠れ蓑で軍事大国化の為の口実に過ぎない。事実上日本のスパイ衛星は朝鮮を監視する他、周辺諸国も重点的監視対象に入れている。これは言わずもがなだ」と指摘しています。

事実が示しているように日本の武力増強はあくまで対朝鮮侵略策動であり、アジアの盟主になろうとする、つまりその為の地域覇権を目指してのものです。

平和と安全を望む世界人民の願いは物ともしない日本の軍事的妄動は、国際社会の懸念と糾弾を呼んでいます。

（時事評論）