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大学時代のキム・ヘシムさんは男の域だった金属工学部の製鉄学科の学生でした。鉄と火を扱う製鉄分野に乗り出した女性、誰もが変った目で見つめるようで、当初は勉強に腰を据えることができませんでした。
その時、その悩みを推し量って探求へと導いた恩師が学部の教師たちでした。無料教育制の下で思う存分学び、科学技術人材育成の最高学府で勉強するようにしてくれた国の恩を片時も忘れてはならない、熱心に学んで高い実力で必ず報いなければならないと諭しました。
また、講義で難解なものは何か、生活に困ったことはないか、常に関心を持って、誠心誠意援助しました。恩師たちの私心のない助けがあって、専攻学問に愛着を抱き、短期間に「物理化学」、「冶金理論」などハードな科目を一つ一つ乗り越えました。
大学の全課程を履修し、優等生の卒業証書を受けた時、キムさんはこう誓いました。
―私の知識、それは国に必要なものだ。知識と技術を持って、育ててくれ、押し立ててくれたこの国の恩に必ず報いる―
（文化―科学技術）
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