仮面踊りは朝鮮の優れた舞踊遺産です。
社会科学院のフォークロア研究所の研究者キム・ソンヨンさんのお話です。
「朝鮮の仮面踊りは歴史が長く、内容が豊富であるばかりか、固有の芸術表現で民族の優れた文化財となります。4世紀中ごろのコグリョ、高句麗時代の遺跡であるコグクウォン王陵に仮面踊りをする人が描かれているのを見ても、その長い歴史がよく分かります」
仮面踊りは踊りと劇、歌などからなる総合的な芸術ジャンルとして発展しましたが、メインは踊りです。種類がとても多様で各地に広く普及しています。
仮面は、木や紙、皮など様々な材料が使われました。代表的なのは、ファンヘ北道*1ポンサン*2地方のポンサン仮面踊りです。構成やテーマソングなどが有名なので長い間、伝えられました。
仮面踊りは、ユニークな踊りで封建社会での搾取階級の腐敗した生活を辛辣に嘲笑し、下層民の悲惨な生活と幸福の願いを表しました。
このように長い歴史と伝統を持つ仮面踊りは、朝鮮民族の優れた生活風習と情緒を集中的に見せる貴重な富です。
(観光)