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*文化生活の一面 [#xe7e2f5c]
ここで朝鮮人民の文化生活の一面を覗いて見ましょう。草花を育てること、これもやはり、文化生活ですが、朝鮮人民の間にこの草花を育てる人が大勢います。いわば、文化生活でこれにウエートを置いているわけです。街と村、職場だけでなく、普通の家庭でも色々な草花を育てています。

ピョンヤンのチュン区域((中区域（중구역）))のトンアン第1洞((東岸一洞（동안동1동）))、日本で言う町のことですが、その第63居住人民班((20～40世帯ごとに組織される住民の相互扶助組織。班長、衛生班長、扇動員等が置かれる。学習や自己批判の場を設けて思想を統制するとともに、さまざまな動因をかける末端組織でもあり、密告奨励によって監視システムの一翼をも担っているといわれる。旧ソ連の統治システムと類似しているものだが、日本が1940年に大政翼賛会の末端組織として導入した「隣組」を模倣したとの説もある。'''（ネット上の情報）'''))に住む''キム・ヨンスク''さんもその一人です。

同じ人民班の''キム・ヘギョン''さんのお話を聞いてみましょう。
>「うちのアパートでは花を育てるのが一つのブームとなっていますが、特に春ともなりますと、家々に花が咲き誇り、その香りがあたり一面に漂う、ほんとに見ものですね」

ご紹介するキム・ヨンスクさん、お年寄りですが、キムさんはこの人民班きっての「園芸師」だそうです。キムさんの家には植木鉢が数十個もあるそうです。ウコギとオリヅルラン、チトセラン、サボテンとゼラニウム、ハナキリンなど美しい草花が勢ぞろいしています。

キム・ヨンスクさんに言わせますと、奥床しい香りの中に美しく咲いた花を眺めると、頭がすっきりして、ひとりでにゆかいになる、草花を育てるのは生活に情緒と喜びを足してくれるとのことです。

>「私の経験によりますと、花を育てるのは子供の教育にプラスとなります。花を育てながら子供たちがおとなしくなり、自分が育てるという自信に満ちて花に関心を持つようになりました」

嫁の''リ・グムスン''さんはこう話します。
>「花を育てるのが美しさだけを与えるのではありませんね。健康にもとても良いといえます」

キム・ヨンスクさんは毎年、多くの花を育てて息子と娘の職場、そして孫たちの幼稚園と学校にも送ってやり、街と村の周辺にも植えるとのことです。丹精して育てる鉢植えですが、回りの人たちに分けてやったり、経験と知識を教えたりするキムさんです。

そうするうちに自分の家族だけでなく、隣にも情が移ると言います。

（文化―くらし）

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RIGHT:'''2022.07.06の記事'''
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LEFT:[[リョミョン通りの「花の家」]]、[[家庭の幸せ（花の家）]]、[[草花の博士]]、[[情緒豊かな生活]]、[[花の家の情緒]]、[[花を育てる]]、[[花を育てるおばあさん]]、[[花を育てる喜び]]、[[街の小さな育苗場]]
LEFT:[[リョミョン通りの「花の家」]]、[[家に溢れる香り]]、[[家庭の幸せ（花の家）]]、[[草花の博士]]、[[情緒豊かな生活]]、[[花の家の情緒]]、[[花を育てる]]、[[花を育てるおばあさん]]、[[花を育てる喜び]]、[[街の小さな育苗場]]
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//（文化―くらし 2022.07.06）
//220804_文化生活の一面
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