チュチェ108(2019)年が始まった今、朝鮮の教育部門で新学年の準備に力を入れています。ピョンヤンにあるモランボン区域*1教員再教育講習所の教育者も、次の世代の教育の元肥えになる思いで、年初めから教育のレベルアップをはかっています。
チェ・ヨンジン所長のお話です。
「敬愛する最高指導者金正恩委員長は新年の辞で、人材と科学技術は、社会主義建設で大飛躍を起こすためのわれわれの主たる戦略的資源であり、武器であると教えています。その意味をかみ締めるほど私たち教育者の重き任務を痛感しています。現在、2019-2020学年の第1学期の授業のための講習の準備を終え、区域内の教員たちに対する講習を始めました。このたびの講習は、学校別、科目別の教材の講習と資質向上及び実務講習を行って、区域内の教員の資質を一段と高めることに主眼を置いて行っています」
講習のための段取りも綿密に進められています。インストラクターが各学校に出て講習保障の対策を徹底させ、各分科で新しい教育綱領に合うカリキュラムを作成し、ビジュアル教具の製作と新しい授業法の導入にも励むようにしました。
特に小学校の教材の講習を担当したインストラクターが、新しい教材の内容を充分把握するようにし、模範的な教師を頻繁に講義に出演させています。出演者はビジュアル教具を製作し、授業案に基づいて予行の授業をやった上で長短を分析し、カンファレンスでさらに完成しています。
講習所では科目別のモデル授業にも深い関心を払っています。モデル授業はインストラクターや教務係の指導能力と教員の資質を高める重要な契機となっています。こうした綿密な準備の上で行われる講習は、教員の資質を高め、新たな授業法を会得するための競争へとつながっています。
チェ・ヨンジン所長はこう語ります。
「新学年の授業のための講習を着実に行って、教員みなが教育で責任を果たすように助けるのが私たちの本分だと思います」
(今日の朝鮮)