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対馬遠征は、朝鮮人民が日本侵略者、倭寇の巣窟である対馬を懲罰した正義の遠征です。13世紀以後のコリョ、高麗時代と朝鮮封建王朝の初期にかけて、倭寇は朝鮮の海岸地帯に頻繁に侵入し、略奪を働きました。
朝鮮初の統一国家であるコリョ封建国家は、918年から1392年まで存続しました。また、朝鮮封建王朝は、1392年から1910年まで存続した朝鮮最後の封建国家です。
倭寇がコリョに侵入したのは1220年代からでした。当時、侵略の根拠地を主に対馬と北九州海岸など朝鮮に近い島々と海岸地帯に置いていました。倭寇の侵略と略奪が本格化したのは、1350年以後からでした。この時期、倭寇は朝鮮の各地域に大規模な兵力を入らせて破壊と略奪を働きました。
さらには都の近くまでに侵入したこともあります。その回数は増える一方で14世紀末は、400回余りに達しています。それで、コリョは使臣を日本に遣わして倭寇の取締りを強めることを強く求めました。その一方で武力で倭寇を打撃しました。
特に1380年、火砲で武装したコリョの水軍は、チンポ海鮮*1で500隻の倭寇の船を焼き払いました。1389年2月は、パク・イが率いた100隻のコリョ艦隊が倭寇の巣窟である対馬を攻撃して300隻の敵船を焼き払い、根拠地をことごとく破壊しました。
ところが、倭寇の侵入は、朝鮮封建王朝時代にも続きました。それで、1419年、227隻の朝鮮艦隊が第2次対馬遠征を断行しました。遠征で朝鮮艦隊は、多くの敵軍を殺傷し、捕虜にする大戦果を挙げました。
対馬遠征は、いかなる侵略者も許さない朝鮮人民の不屈の気概を遺憾なく誇示し、倭寇の侵入を基本的に終わらせる契機となりました。
