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国の繁栄のための人生を送る人たちの気高い精神は、今の時代の立派な鑑となっています。ピョンアン北道*1ウンサン郡*2には、70年近く、数千ヘクタールの森林を育てる一家があります。代を継いで森林造成に尽くしているこの一家の献身的な努力は報われています。
数十年前までここは、鉱山地帯で、石と岩だらけでした。そうしたところに森林造成の主人となって初の足跡を印したのがカン・ユンギョンさんでした。カンさんは、岩に穴を開けて栄養ポットを作り、一本一本の苗木を植えつけました。一本の木でももっと植えようと尽くしている父の姿を心に深く刻んだ息子のカン・ヨンスさんがその後を継ぎました。父と息子の汗と努力が秘められている木々が根を下ろして巨木に育ちました。
五葉松とカラマツなど良種の木々がびっしり育った森林に有用動物も増えて、風致を引き立てています。前の世代の魂が宿る山々をいっそう生い茂らせようと今は、孫の世代が励んでいます。
カン・チョルさんのお話です。
「祖父と父の世代のように、愛情の限りを尽くして国のために働くとき、その国が記憶する真の愛国者になれるということをいつも忘れず、黄金の山、宝の山づくりに生涯のすべてをささげるつもりです」
この地の一株の草、一本の木も大事にして森林を育てるこうした人たちがいて、国の山々はさらに美しく変わっています。
（今日の朝鮮）
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