姜成姫(カン・ソンヒ、カン・ソニ):はい、このコーナーでは朝鮮でのハウス野菜の生産のについて、お話を交わしたいと思いますが。
ソン・ジョンチョル:はい、そうしましょう。
姜成姫:昨年12月の朝鮮労働党中央委員会第8期第6回総会では人民の食の問題を解決し食生活文化を変える為には、野菜と果樹栽培・畜産部門を共に盛り立てる事が強調されました。
ソン・ジョンチョル:はい、そうです。人が生きて行くには食の問題、つまり食べる問題ですね……。
姜成姫:はい。
ソン・ジョンチョル:……これが一番のものとなりますがその中でも野菜は食生活で欠かせないもの、いわば必須食品といえますね。
姜成姫:ご尤もです。朝鮮労働党は人民に四季を通して美味しく新鮮な野菜を食べさせる為、各道に近代的で大規模なハウス農場を建設するのを政策的課題として与えています。
ソン・ジョンチョル:はい。それで2019年に咸鏡北道に仲坪ハウス農場が、そして昨年には咸鏡南道に連浦ハウス農場が建てられましたね。
姜成姫:そうです。今、平壌にも建設中の農場があります。
ソン・ジョンチョル:はい、江東ハウス農場ですね。
姜成姫:はい。「朝鮮の声」放送の視聴者の皆さんも深い関心を持っているようですが、この5月、ホームページのクイズのページに『大規模なハウス農場について』という問題を出したのですが、すぐ大勢の人から正答が届いています。或る視聴者は回答を探し求めて多くの資料を研究したそうですが、その過程に「朝鮮労働党が人民の幸せの為に努める党だという事が更によく分かった」とその思いを打ち明けていました。
ソン・ジョンチョル:本当にそうですね。
姜成姫:はい。そして人民に美味しく新鮮な野菜を季節に拘りなく食べさせる為朝鮮労働党が与えている政策的課題がまたありますが、それは野菜の生産の科学化と集約化・近代化の水準を高める事です。
ソン・ジョンチョル:そうです。何よりも美味しく栄養価たっぷりの優良品種の野菜の種子をより多く育種し、拡大し導入する事が重視されています。ここで基本は朝鮮の気候風土に合う色々な優良品種を育種する事ですね。
姜成姫:はい。生育期日が短く栄養価と生産性が高い野菜の種子を育種して広めると同時に、生産性の低い品種を多量収穫の品種に改良する研究も進められています。
ソン・ジョンチョル:はい。次にはですね、色々な進んだ栽培技術と方法・設備を取り入れて野菜の生産の最良化と最適化を実現する事、これが重視されていますね。
姜成姫:はい。今、各地のハウス農場では知能型統合生産システムをより完成しており、円筒形の野菜栽培装置を取り入れた生産方法・多層栽培方法・作物の成長を促す彩色の光を補う方法等、進んだ栽培方法が積極的に活用されています。
ソン・ジョンチョル:はい、つまりですね、あの、野菜農業の科学化と集約化・近代化は即ち生産アップではないでしょうか
姜成姫:その通りです。美味しく栄養価の高い野菜が大々的に生産されると人民の食生活文化は大きく変わる事でしょう。
ソン・ジョンチョル:ご尤もです。人民に四季折々新鮮な野菜をふんだんに食べさせる事、これを朝鮮労働党は最優先課題として与えています。
姜成姫:そういう事です。では今日のお話、この辺で終える事にしましょう。
ソン・ジョンチョル:はい。
(政治―政策)