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クリョンの滝は、朝鮮の名山、クムガン山*1の外クムガンのクリョンヨンというエリアにあり、朝鮮の3大滝の一つと数えられています。クムガン山には、大小の滝が多くあります。その中でも、クリョン、シブイ、ピボン、オクヨンという滝は、昔からクムガン山の4大滝と呼ばれて来ました。
その4つの滝の中でもクリョンの滝は、一番の滝として広く知られています。この滝は、落差74メートル、長さ84メートル、幅4メートルの水量の豊富な美しい滝です。クジョンと言う峰から伸びたクリョン台という切り立った崖から水しぶきをあげながら、どっと落ちる滝は、白の絹地をたらしたようです。また、雷のような音が谷間を揺るがし、とても壮快な眺めです。
大きな石臼のような滝つぼをクリョンヨンと呼び、深さが13メートルもあります。9匹の竜がクムガン山を守ったという伝説から、クリョンの滝、クリョンヨンと呼ばれます。ここで、ヨンは淵の字を書きます。滝の上には、数珠つなぎになっているエメラルド色の8つの淵があり、これをサンパルダムと呼んでいます。
滝の向かい側には、美しいクリョン閣が建てられ、憩いの場となっています。朝鮮では、チュチェ69（1980）年1月、クリョンの滝を天然記念物第225号に指定しました。クムガン山を訪れる人々は、誰もがこの滝を見ずにはクムガン山を後にしないと言います。多くの勤労者と共に訪朝客もここを訪れ、憩いの一時を送っています。
