クウォル山のバックアップ(No.2)

九月山

クウォル山*1は朝鮮の中西部のファンヘ南道*2にそびえています。標高954メートルです。9月の紅葉が美しくてクウォル山、9月の山と呼ばれています。独特な山岳美と渓谷美を誇るクウォル山は、昔から朝鮮の6大名山の1つとして知られました。

主峰のサファン峰*3をはじめ99の大小の峰々が奇妙な形をしています。深い谷間には、玉のような清い水が流れ落ちるリョンヨンの滝、サムヒョンジェの滝をはじめ個性豊かな滝と淵がいっぱいです。植物相も豊かで、虎、ノロジカ、キジ、コウライウグイス、フクロウなど多くの動物も生息しています。

クウォル山の景色は四季を通して美しいですが、筆頭に挙げられるのは紅葉の季節です。峰ごとに常緑針葉樹と紅葉した広葉樹が絶妙にマッチして、まるで青い錦の上に花を刺繍したようです。

クウォル山の紅葉は古色蒼然たる遺跡の風景もいっそう引き立てています。クウォル山城の周辺も紅葉に包まれ、往年の寺の華やかな赤と青の模様がいっそう目に沁みてきます。紅葉の景色なしに、クウォル山の美しさについて言えません。

クウォル山は今も、ハイキングを楽しむ多くの人々で賑わっています。

（観光）

2018年の記事