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ラクラン戦傷栄誉軍人プラスチック日用品工場*1の支配人カン・ナムイクさんの手記です。
「私はピョンヤンの大きくない工場で支配人をしています。しかし、国と人民のため大きな手柄を立てた人たちと並んで金正日勲章と労働英雄の称号を受けました。正直に言って、幼いとき、英雄称号を受けた紡績工の叔母に憧れ、英雄の夢を見たこともありましたが、本当に英雄称号の受賞者になるとは思いもよらなかったのです。私は普通の事務員の家庭に生まれました。無料教育制度の恵みで思う存分学び、人民軍に入隊しました。しかし、思いがけず、負傷して除隊されました。他の国なら傷痍軍人と呼ばれるだろうの私のような人たちを、わが国では戦傷栄誉軍人と呼んでいます。そして、深い配慮を向け、社会的に優遇しています。診療所の担当医が正常的に検診し、商店や理髪店でも優先的にサービスをしてくれました。バスにも戦傷栄誉軍人の専用席があり、乗客の誰もが席を譲ってくれました。村人をはじめ周りの人たちみなが骨肉のように世話してくれました。国では私の健康状態を顧慮して、区域人民委員会で事務を執るよう取り計らい、私は働きながら学ぶ教育システムによって大学も出ました。
チュチェ89（2000）年、私はラクラン戦傷栄誉軍人プラスチック日用品工場の支配人に任命されました。私は力いっぱいに働いて国の恩に少しでも報いようと決心しましたが、それは決して易しいことではありませんでした。工場の近代化に取り掛かりましたが、難関にぶつかったことは一、二度ではありませんでした。しかし、私と工場の従業員みなは科学技術を生命線として捉え、自力更生の革命精神を高く発揮して、工場に色々なプラスチック製品の生産ラインを整えました。
チュチェ100（2011）年10月7日、工場を訪れた偉大な金正日総書記は、何もかも足りなくて困難な時にも生産を一日たりとも中断することなく、毎年人民経済計画を上回って達成したと評価し、私たちの労をねぎらいました。その恩愛、信頼に私たちは大いに力づけられました。しかし、二度と総書記を工場に迎えることができないとは想像もできませんでした。工場では、総書記の遺訓通りに、人民が好む色々なプラスチック製品をどんどん生産しました。その日々に、私は英雄称号を受け、博士号を取得しました。
チュチェ106（2017）年5月9日、私はまたもや光栄に浴しました。夢にも会いたかった敬愛する最高指導者金正恩委員長を工場に迎えたのです。工場の各所を見ている間も、金正恩委員長は私の健康のため気を遣いました。記念写真を撮る時は、支配人が大変苦労したと言って、私をそばに呼びました。そして、健康に注意しなさい、そうしてこそ、工場の仕事もうまくやれますと励ましました。その日、金正恩委員長は同行した人たちに、国の宝である戦傷栄誉軍人のためなら惜しいものがない、健康な体で仕事に専念するようその生活を暖かく顧みなければならないと念を押しました。
私たち戦傷栄誉軍人たちを国の大事な宝と呼ぶありがたいわが国！
偉大な金日成主席が立て、偉大な金正日総書記が輝かせ、敬愛する最高指導者金正恩委員長が導く共和国の許で、私はこのように英雄称号受賞者に育ちました」
（今日の朝鮮）
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