長編小説「15少年物語」（40） をテンプレートにして作成
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*長編小説「15少年物語」（40） [#s48230f3]
成哲たちは、トルセがシロクマ島に来たいきさつを聞いて感激...
かれらは以前からの友達のように親しくなった。
少年たちはトルセのためにいろいろとつくした。
俊浩ら何人かは、山からゴヨウマツのやにをとって来て、ぬり...
トルセは成哲らから、しけにあってシロクマ島に漂流して以来...
達柱が道具を発見したあと、船の建造はとんとん拍子に運んだ...
少年たちはどうすれば釘を早く作れるだろうかと相談した。結...
「やっぱり、ふいごは基昌が受けもたなくちゃな。器用なお前...
成哲からこう言われて、基昌はちょっと考えこんだが、ではや...
かれはさっそく仕事にとりかかった。模型を作って実験を重ね...
ふいごは石油缶ぐらいの大きさにすることにし、オットセイの...
一方、万洙の組は船の建造に本腰を入れた。外板を設計どおり...
板はかんなできれいにけずったつもりだが、組立ててみるとす...
「こんなところは綿をつめるもんだけど、この無人島じゃなあ」
頭をかかえこむ万洙に徳善が言った。
「とにかく、船に水が入らなけりゃいいんだろう」&br;
「なにかいい方法があるのか」&br;
「麻なら綿の代用になる。山には麻によく似た草があるから、...
こうして目止めの問題を解決した。
帆柱が立って帆を作るときのことだった。
帆はシナの木かシラカバの皮をはいで作ろうという案と、けだ...
「皮をそんなに大きくつないで、どこに使うんだ」
「あんた、まだ知らないの。アザラシの皮で帆を作ることにし...
「へえ、アザラシの皮の帆ねえ。おれは方々の港や海でずいぶ...
トルセは、毛皮の帆をあげた船を頭にえがいて、声を立てて笑...
「帆の役目は風を受けて船を進ませることなのよ。 アザラシの...
明玉が負けん気でやりこめた。
「そ、そんなわけじゃないんだ。毛皮の帆も帆には違いないや...
トルセは笑って、うなずいた。
少年たちは毎日お祭り気分だった。一方では船の完成を急ぎ、...
船ができあがるにつれて、故郷を思う気持はひとしおで、みな...
しかし、出発が数日後になると、やはりなごりがおしまれた。
ある夕方、たき火をかこんで話していたとき、昌植が言った。
「一年近くもいたのに、このまま帰るのはなんだかものたりな...
「だから、あの番兵のシロクマはもちろん、珍しい鳥やけだも...
「ううん、そんなことじゃなくてね、おれたちキンヨウルの少...
「じゃ、朝鮮式に岩に碑文を刻んだらどうだろう」
万洙の案にみな大賛成だった。
翌日から、昌植を責任者にして、手先の器用な基昌と徳善が、...
「お前たちはもうじき、故郷に帰れていいなあ」
だしぬけにトルセが言ったので、茂漢は目を丸くした。
「なんだって。じゃ、お前は帰らないのか」
トルセはため息をつき、うつむいてとぼとぼと歩いた。
「どうしたんだ？ なにかあったのか」
万洙が不審がってたずねた。
「なんでもないんだ」&br;
「お前、水くさいぞ。兄弟みたいな仲なのに、なにを隠すんだ...
「血を分けた兄弟だって、おれたちよりは親しくないだろう。...
3人はしばらく黙って草原を歩いた。その前をクジャクチョウが...
「おれの考えを正直に話したら、みんな怒るだろうなあ」
トルセが立ち止まって言った。
「怒らないから話してみろよ」
万洙がいたわるように言った。
「おれは、シロクマ島を離れたくないんだ。信じられないだろ...
二人は驚いてトルセを見つめた。
「この島をよく見ろよ？ 土地が広いうえに地味もすごくいい...
トルセは口をつぐんで、また歩きだした。なぎさに打ち返す波...
トルセは話をつづけた。
「おれ、こんなに楽しく暮らしたのは、生まれてはじめてだ。...
トルセは、パシフィック号の船員から聞いたユートピアの話を...
「無人島で商売をするってのか」
と、万洙が口をはさんだ。
「そうだとも。あの東の方に陸地があるから、船に積んで行っ...
「うん」&br;
「おれもここへ来ていろんなことをならったよ。昼間は一緒に...
「じゃ、お前はここで暮らす気なのか」
茂漢が目を大きく見開いて聞いた。
「でも一人じゃ暮らせないだろう。それでお前たちの考えを聞...
茂漢はあきれて、万洙をかえりみた。
「お前、考え違いをしてるらしいな。おれたち、一年近くも帰...
「万洙は親も兄弟もないって言ってたじゃないか」&br;
「うん。おれもなかったな。おれにはおじいさんが一人いるっ...
「茂漢も同じ考えなのかい」&br;
「おれはたとえ黄金をくれても、島に残るのはご免だ。おれと...
話はいったんうちきられた。
シロクマ島での思い出にと、数日前から刻んだ記念碑が完成し...
「トルセ、読んでみろよ」&br;
「うん」
トルセはまぶしそうな顔つきで、碑文を読みはじめた。
「遭難してここに漂着した朝鮮キンヨウルの少年は、島の名を...
その下には日づけと成哲以下全員の名がつらねてあった。
トルセは碑文を読み終わると、みなの顔を見渡した。読みそこ...
「上手に読んだな。それなら本だってすらすら読めるよ。船の...
「おれの名前は、入れるんじゃなかったな」&br;
「どうしてだい」
トルセは答えかけたが、やめてにっと笑った。
「言えよ。おれたちはなんでも、お前に話してるじゃないか」&...
「そりゃ、そうだけど」
トルセは、土をけりながらなにか考えていたが、顔をあげて言...
「おれ一人でも、この島に残ろうと思ってるんだ」&br;
「無人島に一人で残る？ なにを馬鹿なこと言ってるんだ」&br;
「いや、そういう事情があるんだ。ほんとはこの島で、お前た...
「そのことは万洙と茂漢から聞いたけど、そんなことできるわ...
「だから、おれ一人で残るつもりなんだ。お前たちは親兄弟や...
トルセは涙ぐんだ目をしばたたいた。
「もっとも故郷がないとは言えないな。おれの生まれは済州島...
上着を脱いで見せるトルセの背中に、大きな傷あとがあった。
「故郷の形見ってところだ」
トルセは上着を着直して話しつづけた。
「母さんは腕ききの海女だったけどおれが六つのとき熱病で死...
当時の思い出をたどるように、トルセは海の一点を見つめた。
「おれが10になった年のことだった。その日も朝暗いうちから...
故郷をのろって、トルセの目はぎらぎら光った。
「だからお前、故郷なんかどうなってもいいってのか。シロク...
「住みよいところに作り変えるって？ おれたちの国は外国に...
「お前は、自分の家に強盗が押しこんで家族を殺し、財産をう...
「自分だけ楽に暮らすって？ おれ、そんなこといっぺんも考...
「侵略者に国を奪われたのなら、国を取り戻すために、戦わな...
「戦う？ 誰とだ。大砲や軍艦、飛行機を相手に、包丁やハン...
「いまはまだ、おれたちの力が弱いのはほんとうだ。でもその...
成哲は自信にあふれていた。トルセは、そんなかれがうらやま...
（そうだ、2千万の同胞が力を一つにあわせれば、どんなことで...
トルセは目を閉じた。
「よく考えろよ。済州島に帰りたくなけりゃ、キンヨウル村で...
成哲が静かに言った。黙って考えていたトルセは 目を輝かせて...
「わかったよ。おれ、キンヨウルに寄って、それからポドルゴ...
「トルセ」
成哲はかれの手を握りしめた。その手にトルセの涙がしたたり...
船ができあがり、いよいよあすは進水式ということになった。...
成哲もうれしかったが、その反面不安でもあった。
船がはたして海にうまく浮かぶだろうか。一方に傾いたり、水...
翌朝、かれらはてこを手に手に、小鳥のさえずりを楽しみなが...
おだやかな海面に霧がうすくかかり、カモメや才オミズナギド...
「さあ、準備はいいか。いーち、にー、さん」&br;
「ヨイショ、ヨイショッ」
力をあわせててこを動かすたびに、船は少しずつ前進した。海...
「さあ、もういっぺん、力を合わせて、いち、にー、さーん」
少年たちは力いっぱいてこを入れた。船は傾斜面をすべって、...
「ばんざい」&br;
「ばんざーい」
波に揺れる船を見て、子どもたちはだきあって喜んだ。茂漢、...
「船に乗ってみよう」
成哲が手をあげて叫ぶと、みな先をきそって乗りこんだ。
「万洙、ろをこげよ」
万洙はにっこりして成哲からろを受け取り、力をこめてこぎは...
「エヤデヤ、オヤデヤ」
万洙は久しぶりに船歌をうたいながら、張り切ってろをこいだ...
「風が吹くぞ。帆をあげよう」
成哲が帆柱の前に立った。数人の少年が寄って来て、一緒に帆...
からりと晴れた青空の下、紺碧の海面に群れ飛ぶ白いカモメを...
それは大海原に咲いた一輪の美しい花とも、火のような情熱と...
船は追い風に乗ってぐんぐん走り、女の子たちの髪の毛が風に...
（芸術、文芸作品―その他）
RIGHT:'''2020年の記事'''
#br
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#include(vok_navi01,notitle)
//（文芸作品―その他 2020.12.22）
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*長編小説「15少年物語」（40） [#s48230f3]
成哲たちは、トルセがシロクマ島に来たいきさつを聞いて感激...
かれらは以前からの友達のように親しくなった。
少年たちはトルセのためにいろいろとつくした。
俊浩ら何人かは、山からゴヨウマツのやにをとって来て、ぬり...
トルセは成哲らから、しけにあってシロクマ島に漂流して以来...
達柱が道具を発見したあと、船の建造はとんとん拍子に運んだ...
少年たちはどうすれば釘を早く作れるだろうかと相談した。結...
「やっぱり、ふいごは基昌が受けもたなくちゃな。器用なお前...
成哲からこう言われて、基昌はちょっと考えこんだが、ではや...
かれはさっそく仕事にとりかかった。模型を作って実験を重ね...
ふいごは石油缶ぐらいの大きさにすることにし、オットセイの...
一方、万洙の組は船の建造に本腰を入れた。外板を設計どおり...
板はかんなできれいにけずったつもりだが、組立ててみるとす...
「こんなところは綿をつめるもんだけど、この無人島じゃなあ」
頭をかかえこむ万洙に徳善が言った。
「とにかく、船に水が入らなけりゃいいんだろう」&br;
「なにかいい方法があるのか」&br;
「麻なら綿の代用になる。山には麻によく似た草があるから、...
こうして目止めの問題を解決した。
帆柱が立って帆を作るときのことだった。
帆はシナの木かシラカバの皮をはいで作ろうという案と、けだ...
「皮をそんなに大きくつないで、どこに使うんだ」
「あんた、まだ知らないの。アザラシの皮で帆を作ることにし...
「へえ、アザラシの皮の帆ねえ。おれは方々の港や海でずいぶ...
トルセは、毛皮の帆をあげた船を頭にえがいて、声を立てて笑...
「帆の役目は風を受けて船を進ませることなのよ。 アザラシの...
明玉が負けん気でやりこめた。
「そ、そんなわけじゃないんだ。毛皮の帆も帆には違いないや...
トルセは笑って、うなずいた。
少年たちは毎日お祭り気分だった。一方では船の完成を急ぎ、...
船ができあがるにつれて、故郷を思う気持はひとしおで、みな...
しかし、出発が数日後になると、やはりなごりがおしまれた。
ある夕方、たき火をかこんで話していたとき、昌植が言った。
「一年近くもいたのに、このまま帰るのはなんだかものたりな...
「だから、あの番兵のシロクマはもちろん、珍しい鳥やけだも...
「ううん、そんなことじゃなくてね、おれたちキンヨウルの少...
「じゃ、朝鮮式に岩に碑文を刻んだらどうだろう」
万洙の案にみな大賛成だった。
翌日から、昌植を責任者にして、手先の器用な基昌と徳善が、...
「お前たちはもうじき、故郷に帰れていいなあ」
だしぬけにトルセが言ったので、茂漢は目を丸くした。
「なんだって。じゃ、お前は帰らないのか」
トルセはため息をつき、うつむいてとぼとぼと歩いた。
「どうしたんだ？ なにかあったのか」
万洙が不審がってたずねた。
「なんでもないんだ」&br;
「お前、水くさいぞ。兄弟みたいな仲なのに、なにを隠すんだ...
「血を分けた兄弟だって、おれたちよりは親しくないだろう。...
3人はしばらく黙って草原を歩いた。その前をクジャクチョウが...
「おれの考えを正直に話したら、みんな怒るだろうなあ」
トルセが立ち止まって言った。
「怒らないから話してみろよ」
万洙がいたわるように言った。
「おれは、シロクマ島を離れたくないんだ。信じられないだろ...
二人は驚いてトルセを見つめた。
「この島をよく見ろよ？ 土地が広いうえに地味もすごくいい...
トルセは口をつぐんで、また歩きだした。なぎさに打ち返す波...
トルセは話をつづけた。
「おれ、こんなに楽しく暮らしたのは、生まれてはじめてだ。...
トルセは、パシフィック号の船員から聞いたユートピアの話を...
「無人島で商売をするってのか」
と、万洙が口をはさんだ。
「そうだとも。あの東の方に陸地があるから、船に積んで行っ...
「うん」&br;
「おれもここへ来ていろんなことをならったよ。昼間は一緒に...
「じゃ、お前はここで暮らす気なのか」
茂漢が目を大きく見開いて聞いた。
「でも一人じゃ暮らせないだろう。それでお前たちの考えを聞...
茂漢はあきれて、万洙をかえりみた。
「お前、考え違いをしてるらしいな。おれたち、一年近くも帰...
「万洙は親も兄弟もないって言ってたじゃないか」&br;
「うん。おれもなかったな。おれにはおじいさんが一人いるっ...
「茂漢も同じ考えなのかい」&br;
「おれはたとえ黄金をくれても、島に残るのはご免だ。おれと...
話はいったんうちきられた。
シロクマ島での思い出にと、数日前から刻んだ記念碑が完成し...
「トルセ、読んでみろよ」&br;
「うん」
トルセはまぶしそうな顔つきで、碑文を読みはじめた。
「遭難してここに漂着した朝鮮キンヨウルの少年は、島の名を...
その下には日づけと成哲以下全員の名がつらねてあった。
トルセは碑文を読み終わると、みなの顔を見渡した。読みそこ...
「上手に読んだな。それなら本だってすらすら読めるよ。船の...
「おれの名前は、入れるんじゃなかったな」&br;
「どうしてだい」
トルセは答えかけたが、やめてにっと笑った。
「言えよ。おれたちはなんでも、お前に話してるじゃないか」&...
「そりゃ、そうだけど」
トルセは、土をけりながらなにか考えていたが、顔をあげて言...
「おれ一人でも、この島に残ろうと思ってるんだ」&br;
「無人島に一人で残る？ なにを馬鹿なこと言ってるんだ」&br;
「いや、そういう事情があるんだ。ほんとはこの島で、お前た...
「そのことは万洙と茂漢から聞いたけど、そんなことできるわ...
「だから、おれ一人で残るつもりなんだ。お前たちは親兄弟や...
トルセは涙ぐんだ目をしばたたいた。
「もっとも故郷がないとは言えないな。おれの生まれは済州島...
上着を脱いで見せるトルセの背中に、大きな傷あとがあった。
「故郷の形見ってところだ」
トルセは上着を着直して話しつづけた。
「母さんは腕ききの海女だったけどおれが六つのとき熱病で死...
当時の思い出をたどるように、トルセは海の一点を見つめた。
「おれが10になった年のことだった。その日も朝暗いうちから...
故郷をのろって、トルセの目はぎらぎら光った。
「だからお前、故郷なんかどうなってもいいってのか。シロク...
「住みよいところに作り変えるって？ おれたちの国は外国に...
「お前は、自分の家に強盗が押しこんで家族を殺し、財産をう...
「自分だけ楽に暮らすって？ おれ、そんなこといっぺんも考...
「侵略者に国を奪われたのなら、国を取り戻すために、戦わな...
「戦う？ 誰とだ。大砲や軍艦、飛行機を相手に、包丁やハン...
「いまはまだ、おれたちの力が弱いのはほんとうだ。でもその...
成哲は自信にあふれていた。トルセは、そんなかれがうらやま...
（そうだ、2千万の同胞が力を一つにあわせれば、どんなことで...
トルセは目を閉じた。
「よく考えろよ。済州島に帰りたくなけりゃ、キンヨウル村で...
成哲が静かに言った。黙って考えていたトルセは 目を輝かせて...
「わかったよ。おれ、キンヨウルに寄って、それからポドルゴ...
「トルセ」
成哲はかれの手を握りしめた。その手にトルセの涙がしたたり...
船ができあがり、いよいよあすは進水式ということになった。...
成哲もうれしかったが、その反面不安でもあった。
船がはたして海にうまく浮かぶだろうか。一方に傾いたり、水...
翌朝、かれらはてこを手に手に、小鳥のさえずりを楽しみなが...
おだやかな海面に霧がうすくかかり、カモメや才オミズナギド...
「さあ、準備はいいか。いーち、にー、さん」&br;
「ヨイショ、ヨイショッ」
力をあわせててこを動かすたびに、船は少しずつ前進した。海...
「さあ、もういっぺん、力を合わせて、いち、にー、さーん」
少年たちは力いっぱいてこを入れた。船は傾斜面をすべって、...
「ばんざい」&br;
「ばんざーい」
波に揺れる船を見て、子どもたちはだきあって喜んだ。茂漢、...
「船に乗ってみよう」
成哲が手をあげて叫ぶと、みな先をきそって乗りこんだ。
「万洙、ろをこげよ」
万洙はにっこりして成哲からろを受け取り、力をこめてこぎは...
「エヤデヤ、オヤデヤ」
万洙は久しぶりに船歌をうたいながら、張り切ってろをこいだ...
「風が吹くぞ。帆をあげよう」
成哲が帆柱の前に立った。数人の少年が寄って来て、一緒に帆...
からりと晴れた青空の下、紺碧の海面に群れ飛ぶ白いカモメを...
それは大海原に咲いた一輪の美しい花とも、火のような情熱と...
船は追い風に乗ってぐんぐん走り、女の子たちの髪の毛が風に...
（芸術、文芸作品―その他）
RIGHT:'''2020年の記事'''
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