朝鮮民話「3人の兄弟とその妹」 をテンプレートにして作成
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*朝鮮民話「3人の兄弟とその妹」 [#c433e4f6]
ある村に年老いた農民夫婦と三人の息子が住んでいました。村...
ところがその後、何年かたってからそれほど待ち望んでいた娘...
娘が10歳になった年の夏、尾が九つもある年とったキツネが、...
しかし純真な農夫は、赤いイチゴの入った手かごをさげて、ニ...
ところが不思議なことが起こりました。飼っていたニワトリが...
「これはきっと家が滅びる不吉なまえぶれじゃ。どうしたわけ...
農夫は長男に、いり豆を1升渡しながら言いました。
「ニワトリがどうして死ぬのか、馬小屋のそばで夜通し見張る...
それで長男は、眠くなると豆をかじりながら鶏小屋を見張りま...
虫の鳴き声も止み、あたりがしーんと静まりかえったころ、ど...
ぞーっとしましたが、恐ろしさをこらえて音のする方を見つめ...
妹はそっと鶏小屋に近づくと、いきなり一番大きなニワトリの...
夜が明けてから、長男は父に昨夜の出来事を知らせました。
ところが、父は不機嫌そうに言いました。
「何を寝言を言っているんだ。居眠りをして夢でも見たんだろ...
その夜、農夫は次男を呼んで同じことを言いつけました。
「夜中に眠くなったらこの豆を食べるがよい。居眠りをしない...
そしてまた豆を1升与えました。
次男は日が暮れると小屋の隅にかくれていました。豆を食べな...
次男は大きく目を見張りました。すると妹がニワトリの肝を取...
父は大声を張り上げました。
「妹をねたんで、ありもしないことをぬかしてぬれぎぬを着せ...
真っ赤になって怒った農夫は、2人の息子を家から追い出してし...
その夜、農夫はまた三男を呼んで、鶏小屋を見張るようにと言...
小屋の隅にちぢこまっていた三男も、やはり妹がニワトリの肝...
「それに違いない。お前こそわしの息子じゃ。妹をねたんで親...
三男の言葉を真にうけた農夫は、喜んでこう言いました。それ...
罪もなく家を追われ、山の中をさすらっていた長男と次男は、...
「ありがたいことじゃ。ところでお前さんたちは、どこへ行く...
二人の手厚い介抱で正気に返った老人は、こうたずねました。
「わたしたちは家から追い出され、あてもなくさすらっている...
兄弟は老人に、ことの次第を話しました。
「なんと気の毒なことじや」
老人はこう言ってビンを3本、かれらに与えました。
「粗末なものだが、これをあげよう。白い水の入っているビン...
老人はビンの投げ方も教えてくれました。兄弟は礼を言ってま...
何年かの放浪を終えたのち、2人が故郷に帰ってみると家は荒れ...
「兄さん、いままでどこへ行ってたのよ」
人気のない家の中からニセの妹が現れて、いそいそと2人を迎え...
「お父さんやお母さんは留守なのかい？」
まず長男がたずねました。
「二人とも亡くなりました」&br;
「弟は？」&br;
「兄さんも亡くなりました」&br;
「家畜はどうした？」&br;
「ニワトリやブタはわたしが食べてしまいました」
兄弟は妹がニワトリやブタばかりでなく、家族たちも食べたに...
「歩きどおしでのどがかわいた。丘のふもとの泉に行って冷た...
「じゃ、部屋にあがって休んでいなさい。水を汲んできますか...
妹は水がめを頭にのせて泉に出かけました。兄弟はこのときと...
泉から戻った妹は二人がいないのに気がつき、ものすごい勢い...
「逃げようったってだめだぞ。止まれ！」
振り返って見ると、尾が九つもある大きなキツネが追ってくる...
キツネは、みるみるうちに二人に追いつきました。そのとき長...
こんどは次男が赤いビンを投げつけました。するとビンが割れ...
「お前たちも食べてやるぞ。一人残らず食べてやるんだ！」
キツネは毒々しくののしりながら、炎の中をくぐって駆けてき...
長男は最後に青いビンを投げつけました。するとどうでしょう...
こうして親兄弟のかたきを討った兄弟は、家に帰って末長く幸...
（コンテンツ―本）
#ref(ike240523003_001.jpg,wrap,77x120)
RIGHT:'''2024.06.20の記事'''
LEFT:[[朝鮮民話（一覧）>た行#id174c41]]
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//（コンテンツ―本 2024.06.20）
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*朝鮮民話「3人の兄弟とその妹」 [#c433e4f6]
ある村に年老いた農民夫婦と三人の息子が住んでいました。村...
ところがその後、何年かたってからそれほど待ち望んでいた娘...
娘が10歳になった年の夏、尾が九つもある年とったキツネが、...
しかし純真な農夫は、赤いイチゴの入った手かごをさげて、ニ...
ところが不思議なことが起こりました。飼っていたニワトリが...
「これはきっと家が滅びる不吉なまえぶれじゃ。どうしたわけ...
農夫は長男に、いり豆を1升渡しながら言いました。
「ニワトリがどうして死ぬのか、馬小屋のそばで夜通し見張る...
それで長男は、眠くなると豆をかじりながら鶏小屋を見張りま...
虫の鳴き声も止み、あたりがしーんと静まりかえったころ、ど...
ぞーっとしましたが、恐ろしさをこらえて音のする方を見つめ...
妹はそっと鶏小屋に近づくと、いきなり一番大きなニワトリの...
夜が明けてから、長男は父に昨夜の出来事を知らせました。
ところが、父は不機嫌そうに言いました。
「何を寝言を言っているんだ。居眠りをして夢でも見たんだろ...
その夜、農夫は次男を呼んで同じことを言いつけました。
「夜中に眠くなったらこの豆を食べるがよい。居眠りをしない...
そしてまた豆を1升与えました。
次男は日が暮れると小屋の隅にかくれていました。豆を食べな...
次男は大きく目を見張りました。すると妹がニワトリの肝を取...
父は大声を張り上げました。
「妹をねたんで、ありもしないことをぬかしてぬれぎぬを着せ...
真っ赤になって怒った農夫は、2人の息子を家から追い出してし...
その夜、農夫はまた三男を呼んで、鶏小屋を見張るようにと言...
小屋の隅にちぢこまっていた三男も、やはり妹がニワトリの肝...
「それに違いない。お前こそわしの息子じゃ。妹をねたんで親...
三男の言葉を真にうけた農夫は、喜んでこう言いました。それ...
罪もなく家を追われ、山の中をさすらっていた長男と次男は、...
「ありがたいことじゃ。ところでお前さんたちは、どこへ行く...
二人の手厚い介抱で正気に返った老人は、こうたずねました。
「わたしたちは家から追い出され、あてもなくさすらっている...
兄弟は老人に、ことの次第を話しました。
「なんと気の毒なことじや」
老人はこう言ってビンを3本、かれらに与えました。
「粗末なものだが、これをあげよう。白い水の入っているビン...
老人はビンの投げ方も教えてくれました。兄弟は礼を言ってま...
何年かの放浪を終えたのち、2人が故郷に帰ってみると家は荒れ...
「兄さん、いままでどこへ行ってたのよ」
人気のない家の中からニセの妹が現れて、いそいそと2人を迎え...
「お父さんやお母さんは留守なのかい？」
まず長男がたずねました。
「二人とも亡くなりました」&br;
「弟は？」&br;
「兄さんも亡くなりました」&br;
「家畜はどうした？」&br;
「ニワトリやブタはわたしが食べてしまいました」
兄弟は妹がニワトリやブタばかりでなく、家族たちも食べたに...
「歩きどおしでのどがかわいた。丘のふもとの泉に行って冷た...
「じゃ、部屋にあがって休んでいなさい。水を汲んできますか...
妹は水がめを頭にのせて泉に出かけました。兄弟はこのときと...
泉から戻った妹は二人がいないのに気がつき、ものすごい勢い...
「逃げようったってだめだぞ。止まれ！」
振り返って見ると、尾が九つもある大きなキツネが追ってくる...
キツネは、みるみるうちに二人に追いつきました。そのとき長...
こんどは次男が赤いビンを投げつけました。するとビンが割れ...
「お前たちも食べてやるぞ。一人残らず食べてやるんだ！」
キツネは毒々しくののしりながら、炎の中をくぐって駆けてき...
長男は最後に青いビンを投げつけました。するとどうでしょう...
こうして親兄弟のかたきを討った兄弟は、家に帰って末長く幸...
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RIGHT:'''2024.06.20の記事'''
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//（コンテンツ―本 2024.06.20）
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