昔話「魔法の臼」 をテンプレートにして作成
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*昔話「魔法の臼」 [#m316cde4]
昔々、ある王様が魔法の臼を持っていました。&br;
その臼は、見た目には普通の臼と同じですが、誰でも願いを言...
#ref(ike221017009_001.jpg,wrap,246x120)
ある日、自分は死ぬまで王様に忠実に仕えると口癖のように言...
服を着替えて夜通し歩き続け、幸いなことに王宮から抜け出は...
向こうから来る人が自分を見つめても身が縮み、後ろからつい...
#ref(ike221017009_002.jpg,wrap,186x120)
（王が臼をなくしたことを知ったら国中に広告を出して、泥棒...
つかまった日に首を斬られるのは当たり前のことでした。&br;
（どうやったらうまく抜け出られるだろう）&br;
いくら考えても、重い臼を背負って遠い道を行くのは無理でし...
力も余るし、人に会うのもいやでした。&br;
それで臣下は考えた末、海に出て船に臼を乗せていくことにし...
船路でいけば遠回りはしても、その代わり、人に出会うことは...
臣下は海に出て船を盗んでは臼を載せ、一所懸命魯をこぎまし...
ちょうど風も程よく吹いて、海の真ん中に来ました。&br;
臣下は、気が楽になり、安堵の胸を撫で下ろしました。&br;
もう自分ひとりだけだから、臼を盗んだと王に告げ口する者も...
ですから、臼を故郷に無事持って行ったのも同じでした。&br;
魔法の臼を手に入れたのがあまりにも嬉しくて、臣下は踊りを...
>エヘー よいとこ&br;
この臼だけあれば&br;
王も羨ましくない&br;
金貨 銀貨 出てこい&br;
白米 もち米 出てこい
一曲歌を歌うと、今すぐ試しに願いを言って見たくなりました...
（金の塊にしようか、銀の塊にしようか、ハハ、それもいいけ...
#ref(ike221017009_003.jpg,wrap,195x120)
一人でもぐもぐしていた臣下はひざを打ちました。&br;
「そうだ、塩を出してもらおう」&br;
遠い昔は塩が非常に重宝され、値段も高かったのです。&br;
それで塩の値段が金の値段とまで言ったのです。&br;
「臼よ、魔法の臼よ、真っ白な塩を続々出してくれ」&br;
スルスル音を出して一回りすると塩が一升、また音をだしてふ...
「本当に塩だな、まあ味をみよう、やあ、塩だ」&br;
臣下はうれしくてたまりませんでした。&br;
臣下がこれから金持ちになる夢を見る間に、塩が船いっぱいに...
「臼よ、もうこれで良い、休め」&br;
でも臼は臣下の言うことを聞いたのか聞かなかったのか、休み...
臣下は臼を回す方法だけを知り、止まらす方法は知りませんで...
しばらくして船は深く深い海の底に沈んでしまいました。&br;
臣下は波に浮かんで命拾いしようともがきましたが、二度と浮...
臼は海の底に沈んだ後も、ずっと塩を出しました。
#ref(ike221017009_004.jpg,wrap,195x120)
そのときから今日まで魔法の臼は休みなくスルスル回りながら...
それで、地球上の海水はみな塩水になったと言います。
（コンテンツ―本 2022.10.31）
RIGHT:'''2022.10.31の記事'''
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#include(vok_navi01,notitle)
//（コンテンツ―本 2022.10.31）
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*昔話「魔法の臼」 [#m316cde4]
昔々、ある王様が魔法の臼を持っていました。&br;
その臼は、見た目には普通の臼と同じですが、誰でも願いを言...
#ref(ike221017009_001.jpg,wrap,246x120)
ある日、自分は死ぬまで王様に忠実に仕えると口癖のように言...
服を着替えて夜通し歩き続け、幸いなことに王宮から抜け出は...
向こうから来る人が自分を見つめても身が縮み、後ろからつい...
#ref(ike221017009_002.jpg,wrap,186x120)
（王が臼をなくしたことを知ったら国中に広告を出して、泥棒...
つかまった日に首を斬られるのは当たり前のことでした。&br;
（どうやったらうまく抜け出られるだろう）&br;
いくら考えても、重い臼を背負って遠い道を行くのは無理でし...
力も余るし、人に会うのもいやでした。&br;
それで臣下は考えた末、海に出て船に臼を乗せていくことにし...
船路でいけば遠回りはしても、その代わり、人に出会うことは...
臣下は海に出て船を盗んでは臼を載せ、一所懸命魯をこぎまし...
ちょうど風も程よく吹いて、海の真ん中に来ました。&br;
臣下は、気が楽になり、安堵の胸を撫で下ろしました。&br;
もう自分ひとりだけだから、臼を盗んだと王に告げ口する者も...
ですから、臼を故郷に無事持って行ったのも同じでした。&br;
魔法の臼を手に入れたのがあまりにも嬉しくて、臣下は踊りを...
>エヘー よいとこ&br;
この臼だけあれば&br;
王も羨ましくない&br;
金貨 銀貨 出てこい&br;
白米 もち米 出てこい
一曲歌を歌うと、今すぐ試しに願いを言って見たくなりました...
（金の塊にしようか、銀の塊にしようか、ハハ、それもいいけ...
#ref(ike221017009_003.jpg,wrap,195x120)
一人でもぐもぐしていた臣下はひざを打ちました。&br;
「そうだ、塩を出してもらおう」&br;
遠い昔は塩が非常に重宝され、値段も高かったのです。&br;
それで塩の値段が金の値段とまで言ったのです。&br;
「臼よ、魔法の臼よ、真っ白な塩を続々出してくれ」&br;
スルスル音を出して一回りすると塩が一升、また音をだしてふ...
「本当に塩だな、まあ味をみよう、やあ、塩だ」&br;
臣下はうれしくてたまりませんでした。&br;
臣下がこれから金持ちになる夢を見る間に、塩が船いっぱいに...
「臼よ、もうこれで良い、休め」&br;
でも臼は臣下の言うことを聞いたのか聞かなかったのか、休み...
臣下は臼を回す方法だけを知り、止まらす方法は知りませんで...
しばらくして船は深く深い海の底に沈んでしまいました。&br;
臣下は波に浮かんで命拾いしようともがきましたが、二度と浮...
臼は海の底に沈んだ後も、ずっと塩を出しました。
#ref(ike221017009_004.jpg,wrap,195x120)
そのときから今日まで魔法の臼は休みなくスルスル回りながら...
それで、地球上の海水はみな塩水になったと言います。
（コンテンツ―本 2022.10.31）
RIGHT:'''2022.10.31の記事'''
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//（コンテンツ―本 2022.10.31）
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