昔話「ニセ大将」 をテンプレートにして作成
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*昔話「ニセ大将」 [#yc888fc1]
昔、昔ある村に、ある夫婦が子に恵まれずにひっそりと住んで...
子が欲しくてたまらなかったのですが、いよいよ待ちに待った...
ですが、なんとその子は普通の子とは違って育ちが早いのか、...
5つの時には、体が大きな甕（かめ）のようになり、10になって...
村では、大将が生まれたと大騒ぎでした。&br;
でも、この大将は体と食欲に比べては力が弱かったのです。&br;
持ち上げるのはやっと、小さな槌ぐらいでした。
#ref(ike220601004_001.jpg,wrap,355x120)
両親は、あきれてものも言えませんでした。&br;
そして、ニセ大将の息子をそのままにしておいては、馬鹿にな...
息子は両親と別れて字を習いに遠路にたちました。&br;
息子がある村を通るときでした。&br;
村人が息子を見ては、村に大将が現れて助かったと、喜んで迎...
そして、牛や豚をつぶすんだと大騒ぎをしました。
#ref(ike220601004_002.jpg,wrap,355x120)
ニセ大将は、村人がどうして自分をこれほど大歓迎するのかが...
翌朝、急いで村を発とうとすると、村人が息子の手を取って、...
この村の裏山の大きな洞穴に、雄牛より強いあくどい怪物が住...
ニセ大将は困りました。図体は大きく大食いでしたが、やっと...
でも、面目を保つため、村人の前でそいつをさっそく倒してや...
次の日、体格の良い二人の若者が大きな長剣を持ってきては、...
#ref(ike220601004_003.jpg,wrap,360x120)
その長剣を見た瞬間、ニセ大将はあっけに取られましたが、顔...
考えた挙句、小さな尖った槌を持っていくことにしました。&br;
長剣は持ち上げることもできないので、若者たちが持ってあが...
そして、長剣を自分の腰に差すようにし、洞穴の外で矛先を入...
その次に、尖った槌で怪物の額を叩きました。&br;
怪物は、手で何回かこすっては、またグーグー寝込みました。&...
もっと力を入れて叩いても、うんともすんともしません。
#ref(ike220601004_004.jpg,wrap,457x120)
今度は、両手でありったけの力を振るいだして叩きのめしまし...
そして、槌をすばやく隠して小指を差し出しました。&br;
怪物が悲鳴を上げて大きな目を開いてみますと、なんと大きな...
怪物は、この大将は、小指の力がそれほどだから、本当の力を...
こうして、ニセ大将は、村人の恨みを晴らしました。&br;
又、歩き始めたニセ大将は、ある村で相撲試合にぶつかりまし...
そこの人たちはニセ大将が相撲取りだと思い、相撲場に連れて...
#ref(ike220601004_005.jpg,wrap,504x120)
ニセ大将は、ズボンのすそを巻き上げる振りをし、審判席の椅...
そのとき、椅子が木っ端微塵になりました。&br;
相撲取りたちは、逃げてしまいました。&br;
こうして、ニセ大将は相撲もせずに優勝しました。&br;
一方、このとき、この村に海の向こうから外敵が襲い掛かりま...
人々は、村を守るためこぞり立ちました。&br;
力は弱くても自分の威厳と知恵に頼るようになったニセ大将も...
ニセ大将は、山の頂に陣を張り、あちこちに石の山を作らせま...
外敵が山を囲んで四方から這い上がってきました。&br;
ニセ大将の命令に従い、村人は喚声を上げて石を転がし、多く...
すると、外敵は一列になって弓を射ながら山に登りました。&br;
石を転がしても一列なので、これといった戦果がありませんで...
そのとき、心に決めるものがあったのか、ニセ大将は、深刻な...
#ref(ike220601004_006.jpg,wrap,444x120)
しばらく何もいわずにいたニセ大将は、村人に向かって、自分...
すると、一列で上っていた多くの外敵が、ニセ大将の体に敷か...
戦いは村人の勝利で終わりました。&br;
その後、ニセ大将は消えてしまいましたが、この世にまたとい...
（コンテンツ―本）
RIGHT:'''2022.07.11の記事'''
#br
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//（コンテンツ―本 2022.07.11）
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*昔話「ニセ大将」 [#yc888fc1]
昔、昔ある村に、ある夫婦が子に恵まれずにひっそりと住んで...
子が欲しくてたまらなかったのですが、いよいよ待ちに待った...
ですが、なんとその子は普通の子とは違って育ちが早いのか、...
5つの時には、体が大きな甕（かめ）のようになり、10になって...
村では、大将が生まれたと大騒ぎでした。&br;
でも、この大将は体と食欲に比べては力が弱かったのです。&br;
持ち上げるのはやっと、小さな槌ぐらいでした。
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両親は、あきれてものも言えませんでした。&br;
そして、ニセ大将の息子をそのままにしておいては、馬鹿にな...
息子は両親と別れて字を習いに遠路にたちました。&br;
息子がある村を通るときでした。&br;
村人が息子を見ては、村に大将が現れて助かったと、喜んで迎...
そして、牛や豚をつぶすんだと大騒ぎをしました。
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ニセ大将は、村人がどうして自分をこれほど大歓迎するのかが...
翌朝、急いで村を発とうとすると、村人が息子の手を取って、...
この村の裏山の大きな洞穴に、雄牛より強いあくどい怪物が住...
ニセ大将は困りました。図体は大きく大食いでしたが、やっと...
でも、面目を保つため、村人の前でそいつをさっそく倒してや...
次の日、体格の良い二人の若者が大きな長剣を持ってきては、...
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その長剣を見た瞬間、ニセ大将はあっけに取られましたが、顔...
考えた挙句、小さな尖った槌を持っていくことにしました。&br;
長剣は持ち上げることもできないので、若者たちが持ってあが...
そして、長剣を自分の腰に差すようにし、洞穴の外で矛先を入...
その次に、尖った槌で怪物の額を叩きました。&br;
怪物は、手で何回かこすっては、またグーグー寝込みました。&...
もっと力を入れて叩いても、うんともすんともしません。
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今度は、両手でありったけの力を振るいだして叩きのめしまし...
そして、槌をすばやく隠して小指を差し出しました。&br;
怪物が悲鳴を上げて大きな目を開いてみますと、なんと大きな...
怪物は、この大将は、小指の力がそれほどだから、本当の力を...
こうして、ニセ大将は、村人の恨みを晴らしました。&br;
又、歩き始めたニセ大将は、ある村で相撲試合にぶつかりまし...
そこの人たちはニセ大将が相撲取りだと思い、相撲場に連れて...
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ニセ大将は、ズボンのすそを巻き上げる振りをし、審判席の椅...
そのとき、椅子が木っ端微塵になりました。&br;
相撲取りたちは、逃げてしまいました。&br;
こうして、ニセ大将は相撲もせずに優勝しました。&br;
一方、このとき、この村に海の向こうから外敵が襲い掛かりま...
人々は、村を守るためこぞり立ちました。&br;
力は弱くても自分の威厳と知恵に頼るようになったニセ大将も...
ニセ大将は、山の頂に陣を張り、あちこちに石の山を作らせま...
外敵が山を囲んで四方から這い上がってきました。&br;
ニセ大将の命令に従い、村人は喚声を上げて石を転がし、多く...
すると、外敵は一列になって弓を射ながら山に登りました。&br;
石を転がしても一列なので、これといった戦果がありませんで...
そのとき、心に決めるものがあったのか、ニセ大将は、深刻な...
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しばらく何もいわずにいたニセ大将は、村人に向かって、自分...
すると、一列で上っていた多くの外敵が、ニセ大将の体に敷か...
戦いは村人の勝利で終わりました。&br;
その後、ニセ大将は消えてしまいましたが、この世にまたとい...
（コンテンツ―本）
RIGHT:'''2022.07.11の記事'''
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//（コンテンツ―本 2022.07.11）
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