ヤギの兄弟 をテンプレートにして作成
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*名作童話の絵本「ヤギの兄弟」 [#gab11c3c]
#ref(img_vok250728b_01.jpg,wrap,212x120)
あるところに小高い丘を隔ててヤギの兄弟とブーブーの兄弟が...
丘の前を清い小川がへめぐって流れる慎ましやかで美しいとこ...
ヤギの兄弟は助け合いながら一生懸命働きました。
近頃、兄弟は早朝から手車で肥やしを運び出すのにてんてこ舞...
「兄ちゃん、うちから畑までロープウエーを設置しましょう。...
「不思議なほど、僕と同じ考えだ」
#br
#ref(img_vok250728b_02.jpg,wrap,212x120)
ヤギの兄弟は山に登ってクズのつるを持ってき、それで丈夫な...
それを小川の向かい側の畑まで伸ばしてロープウエーを設置し...
「手車の代わりにロープウエーで運ぶので本当に早い！」&br;
「一段と仕事が楽になった、また、楽しい」
ヤギの兄弟は気勢が上がって、いっそう仕事の手を早めました。
#br
#ref(img_vok250728b_03.jpg,wrap,212x120)
ところがブーブーの兄弟は朝から仕事がいやだと口喧嘩ばっか...
「僕より背も高く、力の強い兄ちゃんが手車を引くべきだ」&br;
「兄ちゃんはもう年取った、だから手車は若い奴が引かなきゃ...
「年取ったって、良くも言っている」
兄は弟の額をこつんと叩きました。
「そのまま兄ちゃんの言うこと聞かないつもりか、だったら兄...
「弟も思いやらないなら、弟と言わないで」
ブーブーの弟も負けず嫌いで目を見開いて食って掛かりました。
そうするうちに日が暮れてしまい、ついでに春も過ぎました。
#br
#ref(img_vok250728b_04.jpg,wrap,212x120)
蒸し暑い夏になると畑では草取りが始まりました。
ヤギの兄弟は自分がもっとしなければ、と言って熱心に草を取...
「誰がもっと多くの草を取るか競争しよう」
しかし、ブーブーの兄弟は一区切りの畑の草も取らずに畝だけ...
（僕が早く草を取れば、残りの一畝は僕の分になる、いっその...
（フン、兄ちゃんがしなかったら僕もしない）
#br
#ref(img_vok250728b_05.jpg,wrap,212x120)
兄も弟も同じ考えで、わざとぐずぐずし、一日中、一畝の草を...
しまいには木陰でぐうぐう寝てしまいました。
いつの間にか、日が暮れ、夏も暮れかかりました。
春と夏の間、一生懸命働いた甲斐があって、ヤギの兄弟の畑に...
カメよりも大きいカボチャがつるごとになり、こぶし大のジャ...
「何もかも作柄上々だ！」&br;
「兄ちゃん、こんなに沢山なったので食べきれないじゃないの...
#br
#ref(img_vok250728b_06.jpg,wrap,212x120)
そよ風が吹いて、山にも野にも秋が訪れました。
ヤギの兄弟は勢い込んでいました。
取り入れの時のヤギの兄弟の歌声はとても興をそそるもので、...
ヤギの兄弟は越冬用の食料を蔵ごとにいっぱい積み上げました。
#br
#ref(img_vok250728b_07.jpg,wrap,212x120)
一方、ブーブーの兄弟はどうでしょう。
畑で食べる競争です。
出来がとても悪く、蔵に運び入れるものもなかったのです。
「どうしても越冬用の食料は賄えないから、一日でもたらふく...
「僕がもっと食べる」
兄が一番大きいカボチャを食べ始めると、弟もカボチャを三つ...
「お前、小さいくせに、食べるのもほどほどにするんだ」&br;
「早く大きくなるにはたくさん食べなきゃ」
そうするうちに秋も過ぎ去りました。
#br
#ref(img_vok250728b_08.jpg,wrap,212x120)
いつの間にか寒い冬が早くも訪れました。
ブーブーの兄弟は食べるものもなく、背中にくっつくほどの腹...
手足がかじかむほど雪の中を掘り起こしましたが、腐ったドン...
お腹が減ってくたくたになったブーブーの兄弟は雪の上にへこ...
「もう、どうしようもないじゃないか・・・」&br;
「ヤギの兄弟はあったかい家でお腹いっぱい食べているのに、...
弟は声を出して泣き出し、兄もぽぽろぽろと涙を流しました。
#br
#ref(img_vok250728b_09.jpg,wrap,212x120)
ヤギの兄弟の家の丸太の煙突からは白い煙が立ち上がり、美味...
兄も弟もお腹がぺこぺこになりました。
これ以上、我慢しきれなくなったブーブーの兄弟はヤギの家へ...
（コンテンツ―本）
#style(addstyle=float:left;margin:5px;){{
#ref(img_vok250728b_10.jpg,wrap,212x120)
}}
#style(addstyle=float:left;margin:5px;){{
#ref(img_vok250728b_11.jpg,wrap,212x120)
}}
#style(style=clear:both;,end)
RIGHT:'''2025.07.28 サイト動画の字幕抜書き'''
LEFT:[[名作童話の絵本>ま行#j1edfb66]]
#br
----
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//名作童話の絵本_ヤギの兄弟
//（コンテンツ―本 2025.07.28 サイト動画）
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*名作童話の絵本「ヤギの兄弟」 [#gab11c3c]
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あるところに小高い丘を隔ててヤギの兄弟とブーブーの兄弟が...
丘の前を清い小川がへめぐって流れる慎ましやかで美しいとこ...
ヤギの兄弟は助け合いながら一生懸命働きました。
近頃、兄弟は早朝から手車で肥やしを運び出すのにてんてこ舞...
「兄ちゃん、うちから畑までロープウエーを設置しましょう。...
「不思議なほど、僕と同じ考えだ」
#br
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ヤギの兄弟は山に登ってクズのつるを持ってき、それで丈夫な...
それを小川の向かい側の畑まで伸ばしてロープウエーを設置し...
「手車の代わりにロープウエーで運ぶので本当に早い！」&br;
「一段と仕事が楽になった、また、楽しい」
ヤギの兄弟は気勢が上がって、いっそう仕事の手を早めました。
#br
#ref(img_vok250728b_03.jpg,wrap,212x120)
ところがブーブーの兄弟は朝から仕事がいやだと口喧嘩ばっか...
「僕より背も高く、力の強い兄ちゃんが手車を引くべきだ」&br;
「兄ちゃんはもう年取った、だから手車は若い奴が引かなきゃ...
「年取ったって、良くも言っている」
兄は弟の額をこつんと叩きました。
「そのまま兄ちゃんの言うこと聞かないつもりか、だったら兄...
「弟も思いやらないなら、弟と言わないで」
ブーブーの弟も負けず嫌いで目を見開いて食って掛かりました。
そうするうちに日が暮れてしまい、ついでに春も過ぎました。
#br
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蒸し暑い夏になると畑では草取りが始まりました。
ヤギの兄弟は自分がもっとしなければ、と言って熱心に草を取...
「誰がもっと多くの草を取るか競争しよう」
しかし、ブーブーの兄弟は一区切りの畑の草も取らずに畝だけ...
（僕が早く草を取れば、残りの一畝は僕の分になる、いっその...
（フン、兄ちゃんがしなかったら僕もしない）
#br
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兄も弟も同じ考えで、わざとぐずぐずし、一日中、一畝の草を...
しまいには木陰でぐうぐう寝てしまいました。
いつの間にか、日が暮れ、夏も暮れかかりました。
春と夏の間、一生懸命働いた甲斐があって、ヤギの兄弟の畑に...
カメよりも大きいカボチャがつるごとになり、こぶし大のジャ...
「何もかも作柄上々だ！」&br;
「兄ちゃん、こんなに沢山なったので食べきれないじゃないの...
#br
#ref(img_vok250728b_06.jpg,wrap,212x120)
そよ風が吹いて、山にも野にも秋が訪れました。
ヤギの兄弟は勢い込んでいました。
取り入れの時のヤギの兄弟の歌声はとても興をそそるもので、...
ヤギの兄弟は越冬用の食料を蔵ごとにいっぱい積み上げました。
#br
#ref(img_vok250728b_07.jpg,wrap,212x120)
一方、ブーブーの兄弟はどうでしょう。
畑で食べる競争です。
出来がとても悪く、蔵に運び入れるものもなかったのです。
「どうしても越冬用の食料は賄えないから、一日でもたらふく...
「僕がもっと食べる」
兄が一番大きいカボチャを食べ始めると、弟もカボチャを三つ...
「お前、小さいくせに、食べるのもほどほどにするんだ」&br;
「早く大きくなるにはたくさん食べなきゃ」
そうするうちに秋も過ぎ去りました。
#br
#ref(img_vok250728b_08.jpg,wrap,212x120)
いつの間にか寒い冬が早くも訪れました。
ブーブーの兄弟は食べるものもなく、背中にくっつくほどの腹...
手足がかじかむほど雪の中を掘り起こしましたが、腐ったドン...
お腹が減ってくたくたになったブーブーの兄弟は雪の上にへこ...
「もう、どうしようもないじゃないか・・・」&br;
「ヤギの兄弟はあったかい家でお腹いっぱい食べているのに、...
弟は声を出して泣き出し、兄もぽぽろぽろと涙を流しました。
#br
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ヤギの兄弟の家の丸太の煙突からは白い煙が立ち上がり、美味...
兄も弟もお腹がぺこぺこになりました。
これ以上、我慢しきれなくなったブーブーの兄弟はヤギの家へ...
（コンテンツ―本）
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//（コンテンツ―本 2025.07.28 サイト動画）
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