![[PukiWiki]](image/pukiwiki.png "[PukiWiki]")
#author("2024-02-20T20:40:12+09:00","default:pop hok","pop hok") #author("2024-03-08T21:03:41+09:00","default:pop hok","pop hok") *2人の息子を科学者に育てた女性 [#h819297a] ピョンヤン市((平壌市（평양시）))ウンジョン区域((恩情区域（은정구역）))のクァンミョンという町((光明洞))に住んでいる''キム・ヒスク''さんは2人の息子を科学者に育てました。キムさんは息子たちに、科学の道を歩む者として時間を大事にしないと成功はおぼつかない、といっています。 科学者である夫の内助をして来る過程に、いつも時間が足りないと思い、先んじて走る人だけが成功の壇上に上るということを痛感したためでした。それで、キムさんは幼い頃から数学の神童と呼ばれた2人の息子がわき目を振らずに勉強に勤しむよう常に関心を払いました。大小の家事をほとんど一人でこなす多忙な中でも、学校の先生たちと緊密な連携を持ち、息子たちが瞬時たりとも慢心することがないよう強く求めました。 息子たちが授業を終えて帰宅すると、学んだことをどれだけ認識しているか、具体的に把握し、学習指導に手間隙を掛けました。息子たちが勉強する部屋の壁に''外国語の単語''や数学の公式を貼り付け、ベランダでは花や観賞植物を栽培して、息子たちの知能開発に役だつような生活空間を作りました。 ひたすら、息子たちに身も心もそっくり捧げて来たキムさんの献身的な努力があって、2人の息子は理科大学を優等の成績で卒業し、名だたる研究チームの一員として活躍しています。 長男は、大学時代にすでに、世界の各大学と知力を比べる試合で数回も優勝して、名を馳せました。卒業後は、学界で未解決のものとされていた方程式の解き方でもっとも進んだ結果を発表して世界に波紋を投じ、20代に博士号を取得しました。次男やはり、20代に学位を受け、専攻分野で一人前の科学者に認められて、前途を嘱望されています。 その功が買われ、昨年12月、''第5回全国母親大会''に参加したキムさんは共和国で始めて制定された''共産主義的母親栄誉賞''を授かりました。 キムさんのお話です。 >「大会に参加して見ますと、子をたくさん産んだ母性英雄の母親や、子たちを立派に育てて人民軍に入隊させた母親たちもいました。社会のためこれほど大きなことをした母親たちが多かったのですが、私がしたことといえば息子たちを夫の後を継いで科学者に育てたことだけでした。なのに、共産主義的母親栄誉賞が授けられたのです。その時、私は、息子たちが国のため、自分の全てを捧げる立派な科学者になるよう積極的に後押ししなくては、と固く決心しました」 立派な母親の許で立派な子が育つものです。 （文化―くらし） #style(addstyle=float:left;margin:5px;){{ #ref(ike231212017_001.jpg,wrap,160x120) }} #style(addstyle=float:left;margin:5px;){{ #ref(ike231212017_002.jpg,wrap,186x120) }} #style(style=clear:both;,end) RIGHT:'''2024.01.09の記事''' LEFT:[[母の日・母親大会（一覧）]]、[[お正月の異色の風景]] ---- -2023.11.18 [[第5回全国母親大会が行われます>vok231118#x7728de1]] -2023.12.02 [[第5回全国母親大会の参加者がピョンヤンに着きました>vok231202#ka205843]] -2024.03.07 [[3月8日の国際婦人デー114周年記念共産主義的母親栄誉賞の受賞者と女性同盟の活動家、同盟員の交歓会が催されました>vok240307#v808dbbe]] ---- #include(vok_navi01,notitle) //（文化―くらし 2024.01.09） //240205_2人の息子を科学者に育てた女性
