#author("2017-03-29T14:39:03+09:00","default:pop hok","pop hok")
*飛行機ハンターチーム [#o340955d]
1950年代初頭のアメリカの侵略を退ける朝鮮人民の3年間の祖国解放戦争当時、偉大な金日成主席は独創的な戦法を多く編み出して侵略者に痛撃を与えました。''飛行機ハンターチーム''もその中の一つです。

チュチェ39（1950）年8月初めのある日のことです。最高司令部へ向かっていた金日成主席はアメリカ侵略軍の野蛮な空爆によって廃墟と化したサリウォン市((沙里院市（사리원시）))内のある所で車を止めました。車から降りた主席は、夜空をバックに見えるキョンアム((景岩（경암）))という山をしばらくの間、眺めました。山の佇まいが特別目を引いて車を止めたのです。

ところが、随員たちはわけが分からず、いつ敵機が襲い掛かるとも限らないので早く車に乗ることだけを待っていました。最高司令部に戻った主席は、作戦台を前にして考えて、また考え、夜を明かしました。そして、夜明けにある人を呼びました。

主席は、地図に記されたキョンアム山を指して、ここで狙撃兵器で敵機を撃ち落すモデル戦闘を組織する任務を与えました。こうして、キョンアム山に対空戦闘のための重機関銃の独特な銃座が作られました。

牛車の車輪の上に機関銃を載せ、左右上下に自由に動きながら敵機を撃てるように作られたもので、新しい「高射兵器」でした。主席の非凡な英知と深い信頼に力づけられた人民軍軍人は、二日後、キョンアム山で敵機を撃墜しました。戦果を聞いた主席は、戦闘員みなを最高司令部に呼びました。

主席は戦闘のことを具体的に聞いて、えらい、君たちはわれわれの構想が正しいと言うことを実践の行動で示した、と高く評価しました。そして、山の多い朝鮮では狙撃兵器で低空飛行する敵機をいくらでも撃ち落すことが出来ると言って、飛行機ハンターチームを組織することを詳しく教えました。

こうして、戦争史にかつてない飛行機ハンターチームが生まれました。その後、前線と後方のいたるところで、実情に合わせて重機関銃や軽機関銃、小銃、対戦車銃などで敵機を撃ち落す飛行機ハンターチームの活動が活発に展開されました。

金日成主席はチュチェ39（1950）年12月下旬、最高司令官命令「飛行機ハンターチームを組織することについて」を下しました。主席が編み出し、実戦でその正しさと優位性が確証された飛行機ハンターチームの活動は、この時から国中で、人民軍のすべてのところで展開されました。

勇敢な飛行機ハンターチームは、2年間に敵機を数千機も撃ち落とす戦果を上げました。朝鮮の主体的な対空戦法に痛撃を受けた米空軍は、低空飛行から高空飛行に移り、飛行を恐れるようになりました。

まさに、金日成主席が編み出した独創的な飛行機ハンターチームは、アメリカの空中優勢を制圧した宝の剣でした。

RIGHT:'''2015年の記事'''
LEFT:[[主体的な戦法]]
#br
----
#include(vok_navi01,notitle)
//150622_飛行機ハンターチーム
トップ   編集 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS