#author("2022-04-23T19:27:21+09:00","default:pop hok","pop hok")
*革命演劇「血噴万国会議」 [#sb6d8bb0]
''革命演劇「血噴万国会議」''は、偉大な金日成主席が抗日革命闘争の時に創作した不朽の名作です。偉大な金正日国防委員長の指導の下にチュチェ7３（198４）年、国立演劇団で再演しました。

革命演劇「血噴万国会議」は、1907年にあった「ハーグ密使事件」をテーマにしています。「ハーグ密使事件」は、日本の朝鮮侵略を暴く目的から1907年6月、朝鮮封建王朝の皇帝だったコジョンが、オランダのハーグで開催される万国平和会議にリ・ジュンなどの密使を派遣した事件です。

1905年、日帝は朝鮮に対する植民地支配権の確立のために不法無効の「乙巳5条約｣、つまり日本で言う第2次日韓協約を捏造しました。演劇は、日帝によって朝鮮が亡国の悲運に閉ざされていた時期が時代のバックとなっています。

主人公の''リ・ジュン''は、日本の朝鮮侵略の策動が強まると官職を止めて、反日愛国運動に加わります。国権回復の道を探せず、身もだえしていたリ・ジュンは、万国平和会議のことを聞き、これに大きな期待を持ちます。それでリ・ジュンとその一行は、朝鮮封建王朝の皇帝である''コジョン''((ゴジョン、高宗、こうそう（고종）))の密書を持って万国平和会議に参加するためオランダのハーグへ発ちます。

''社会科学院''の室長で博士の''キム・ヨンチョル''さんのお話です。
>「万国平和会議準備委員会委員長を始め、会議準備委員会の人たちは、朝鮮が日本に外交権を譲渡した以上、主人公一行を一国の代表に認めないといって、朝鮮代表の会議参加を許しませんでした。この時、既にリ・ジュンに会議のことを知らせたことがあるハルバートという者が主人公一行から巨額の交際費を受け取って、表では朝鮮代表が会議に参加するように働きかける振りをし、裏では日本全権代表を唆して朝鮮に電文を送り、皇帝が万国平和会議に密使を派遣したことがなく、『乙巳5条約』は『合意』済みのものであるという捏造した照会電文を寄せるようにしました。結局、主人公一行は会場から締め出される羽目になりました。土壇場になってリ・ジュンはこの会議に期待を持ったのが余りにも愚かであったことを悟り、懐からヒ首を取り出して割腹することで、朝鮮は完全な自主独立国であり、『乙巳5条約』を認めないという抵抗の精神を示しました」

演劇は、歴史の教訓を通じて外部勢力に頼るのは亡国の道であり、民族自主意識をもって、戦いで独立を勝ち取らなければならないという思想を明らかにしています。

思想・芸術の面で深奥でユニークな革命演劇「血噴万国会議」は朝鮮の演劇の代表格となっています。

（文芸作品―その他）

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RIGHT:'''2022.04.22の記事'''
LEFT:[[革命歌劇]]、[[「城隍堂」式演劇と5大革命演劇]]
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//（文芸作品―その他 2022.04.22）
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