#author("2018-07-21T15:04:41+09:00","default:pop hok","pop hok")
*過去を清算する勇気をまず持つべき [#me3e2fb9]
先日、日本外相の河野は、IAEA国際原子力機関事務局長との会談で、「日本政府が北朝鮮の核施設を査察するのに必要な初期の費用を負担する用意がある、機関の活動を支援する」と力説しました。これより先の6月には首相の安部が、「北の非核化の費用負担の用意」を云々した事があります。

損得の打算に長け、幾許かのお金で朝鮮半島の問題に頭を突っ込もうとするのですから、確かに政治家より悪徳商人といって然るべきでしょう。再度強調しましたが、日本は朝鮮半島の問題に口出しする名分も資格もありません。

今も日本は執拗な朝鮮敵視政策を執る事で時の流れに逆らい、その為世界の非難の矢面に立っています。こうした日本が差し出がましく支援と費用の負担を云々するのは、朝鮮半島の平和と安定を望まない本音を覆い隠す為の小手先の術策に過ぎません。

拝金主義にどっぷり浸かった日本の低劣な考え方は今も変わっていません。お金をちらつかせて国際的な貢献と世界平和への寄与を云々し、裏では自衛隊の海外進出を促し、国連安保理常任理事国の地位まで欲を出しています。

他国と他民族の血に染まった侵略と略奪の歴史、犯罪の歴史を否定し、幾許かのお金で過去を清算したと白を切る国が、他ならぬ日本です。日本が朴正煕政権と朴槿惠政権を金銭で買収して可決した1965年の南朝鮮日本協定と、2015年の旧日本軍性奴隷問題の合意がその好例です。こうした政治の取り引きが以前は通じたとしても、平和と和解、国際的な信頼が優先される今は、もはや通用しません。

日本は敗戦から73年になる未だに、過去の罪について謝罪と賠償はおろか反省もしていない厚顔無恥な国です。日本の「費用負担の用意」云々は朝鮮人民の怒りを爆発させるだけです。日本は「用意」等を云々する前に過去を清算する勇気を、先ず持つべきです。

20世紀に朝鮮に対する植民地支配と、朝鮮人民に犯した反人倫の罪について真面目に謝罪して清算する事、これが日本のやるべきことです。

（時事評論）

RIGHT:'''2018.07.20 サイト音声の聞き書き'''
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//180720_過去を清算する勇気をまず持つべき
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