#author("2017-03-11T17:02:23+09:00","default:pop hok","pop hok")
*歌声あふれる家 [#v5c41317]
先日、ピョンアン南道((平安南道（평안남도）))ピョンウォン郡((平原郡（평원군）))の機関所在地で取材を続けていたスタッフは、そこの人たちが自慢する「''歌声溢れる家''」を訪ねました。昨年の第14回全国勤労者の喉自慢で入選した''キム・ヨンチョル''さんの家でした。

評判どおり、家の前に着いたとき、歌声が聞こえてきました。歌が上手な家を訪ねてきたというと、すぐ部屋に通されました。まず奥さんの''リ・ヨンシル''さんのお話を聞いて見ましょう。
>「テレビを通してうちの家族が歌う歌を聞いた多くの人たちが、歌がとても上手だと羨んでいましてね。でも、本当に歌が上手だったでしょうか。幸せな生活をそのまま歌にしただけですもの」

壁一面は、喉自慢で受けた賞状と舞台で撮った写真、家族ぐるみの娯楽会をする場面の写真で埋め尽くされていました。歌が好きなこの家の情緒がそのまま伝わってきました。3人娘がみな健気で息子そっちのけだとの話に、キム・ヨンチョルさんは娘5人だったらもっとよかったのに、と冗談交じりにいうので部屋中笑いの花が咲きました。娘さんたちが、喉自慢の練習をしていたときのことを我先にと言いました。
>「次女の''キム・オククム''です。私たちがピョンヤンに行って喉自慢に参加するようになった時、どんなに嬉しかったかわかりません。一日の仕事を終えて帰って来ては歌の練習で時間が経つのも忘れてしまいました。特に30年余りも人民軍に服していた父は、みんなのレベルに達しようと鏡の前で徹夜で歌の練習をしたほどでした」

叔父と叔母まで喉自慢に参加したとの話、喉自慢を終えて帰った時、会う人誰もが祝ってくれるので身の置き所もないほどだったとの話…12月には、全国勤労者の喉自慢入選者の舞台に出たとの自慢話をする長女の''キム・オクピョル''さん、オクピョルさんがビデオのスイッチを入れました。

歌も上手で、感情に満ちた表情でした。歌と共にこの家の自慢話にもきりがありません。3人娘がみな中学の時に、郡の独唱、独奏コンクールでいつも優勝、特に次女は人民軍に服している時、アコーデオンと歌で皆からほめられたとのことです。

3年前の母の日には、娘3人が郡で行なわれた集いで、一生を教壇に立った母を祝う歌を歌ったとのことです。また、喉自慢のあと、キム・ヨンチョルさんは人民軍で中隊長をしていた時の戦友たちと感激的な再会を果たしたというのです。

歌と共に花咲くこの家の幸せと喜びを感じ取ることが出来ました。キム・ヨンチョルさんのお話です。
>「ありがたい社会主義制度なしに、うちの家庭の幸せな今を考えることができるでしょうか。娘3人みなが無料で思う存分才能を伸ばし、大学と専門学校を出て、今は一家揃って喉自慢にも参加したのですから。それで、私は、その恩に報いるためにも仕事に励むようにと娘たちに言い聞かせています」

ありがたい社会主義の国への感謝の念、それに報いる思いを乗せて歌声は果てしなく響きわたりました。

RIGHT:'''2015年の記事'''
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//150330_歌声あふれる家
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