#author("2022-06-06T20:39:27+09:00","default:pop hok","pop hok")
*根 [#uf78ce88]
今から9年前、理科大学の学生たちは朝鮮では始めて、インターネット・プログラム・コンクールの一つである''「コードシェフ」チャレンジ・コンクール''に参加して、80数ヵ国の3160あまりのチームをみな下し、優勝の栄冠に輝きました。よってインターネット上に朝鮮の国旗が掲揚されました。

国の栄誉を馳せ、大学に名誉をもたらした学生たちのインストラクターは''キム・チョルギョン''先生でした。キム先生は理科大学の学生時代に、第31回国際大学生プログラム・コンクールのアジア地域コンクールに参加し、朝鮮では初めて国際大学生プログラム・コンクールの金賞に輝きました。

大学では指折りの前途を嘱望される青年科学者だったキム先生が、情報科学クラブのインストラクターを志願した時、多くの人が驚きを禁じえませんでした。

―世界と堂々と張り合えるプログラム技術の人材を育てよう―

これはキム先生が理科大学の情報科学クラブのインストラクターを勤める時、立てた誓いでした。それ以来、青春の夢と理想を国の科学者育成の原種場である母校の教壇にそのまま投げ打ちました。

キム先生は、知恵と情熱の限りを尽くして学生たちを高い目標へと一歩一歩導いていきました。ライバルは世界、目標は国際大学生プログラム・コンクールでのアジア覇権、進んでは世界決勝コンクールのトロフィーでした。

日進月歩の世界との張り合いの場に一日も早く学生たちを押し立てるため、キム先生は家庭の団欒、幸福も捧げました。血のにじむ努力は実を結び、理科大学の学生たちは国際的なプログラム・コンクールで優勝し、インターネット上に国旗を相次いで掲揚しました。

キム先生は朝鮮の青年の最高栄誉である金日成青年栄誉賞の受賞者となり、全国科学者、技術者大会にも参加しました。そのキム先生が35歳という若い年に難治の病という診断を受けました。回りの人たちは病気治療を勧めましたが、キム先生は学生たちに対する指導を続けました。

キム先生は良く、学生たちにこう言ったとのことです。
>「国際スポーツ競技で優勝すれば国旗が掲揚され、国歌が演奏されます。すれば皆が国籍に関係なく、総起立して敬意を表します。私たちが参加するプログラム・コンクールも全期間、チームの名の横に国旗を掲揚して行われます。数十ヶ国の国旗が並ぶ中、朝鮮の国旗が一番上で翻る時は感激して、胸の高鳴りを覚えるものです」

享年38歳でキム・チョルギョン先生は生涯を閉じました。教員歴は10年しかありませんが、その日々に自分の全てを捧げて世界的な頭脳競争で国の栄誉を馳せる秀でた情報技術の人材を育てる元肥となり、強い根となりました。

理科大学の教員と学生に言わせますと、キム先生は才人である前に誰よりも国旗を愛した真実な人間、とのことでした。

（今日の朝鮮）

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RIGHT:'''2022.06.05の記事'''
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//（今日の朝鮮 2022.06.05）
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