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*「朝鮮の声」郵便箱 2020.05.31 [#keb08eec]
''カン・ソンヒ''（カン・ソニ）：「朝鮮の声」放送へようこそ。この頃の平壌は小雨が降ったり曇りの日があったりで、やや愚図ついた天気の日が多いですが、皆さんの地方では如何ですか？　今日は東京都のおかだしんやさん、おかだしんやさんから届いたファックスの内容をお読みしましょう。先日おかだしんやさんは、この4月に放送を通じて紹介された元「朝鮮の声」放送の書簡係だったリ・オクチュンさんの手記をお聴きになり、その感想をファックスで送って下さいました。朝鮮語版のファックスの始めにおかださんは、こう書いておられます。

>「朝鮮放送中央委員会『朝鮮の声』書簡係貴中。こんにちは、初めてファックスをお送りします。今回、リ・オクチュンさんの手記を紹介する番組に出た歌『われら幸せ歌う』をリクエストします。『お望み音楽』の時間におかけ下さればありがたく思います」

''カン・ソンヒ''：ファックスの次の部分には、リ・オクチュンさんに送るメッセージがありました。このメッセージを読んだリ・オクチュンさんはとても喜んで、「メッセージが放送で紹介されればリスナーの皆さんも喜ぶでしょう」と言うのでした。では、おかだしんやさんがリ・オクチュンさん宛に送って下さったメッセージをお読みしましょう。

**ファックスの紹介 [#l96989e4]
>「元『朝鮮の声』日本語放送書簡係のリ・オクチュン先生貴中。日本のリスナーのおかだしんやです。先生が書簡係を辞め定年退職なさった後の2013年7月10日、日本語放送開始63周年の特別企画に出演して生の声を聞かせて下さった時からだいぶ歳月が流れました。その間如何お過ごしでしょうか？　この4月19日から26日まで4回に分けて放送された先生の手記『[[私は孤児ではありません>「私は孤児ではありません」（1）]]』を、深い感動の中拝聴しました。これまで知らなかった先生が歩んで来られた人生の道を辿るようになり、胸の温まりを覚えました。

>1950年、苛烈を極める祖国解放戦争の時両親を失い孤児となりましたが、愛育院と初等学院、そして当時の平壌外国語革命学院と平壌外国語大学で何羨むもの無く思う存分学び、大学を卒業した後は朝鮮中央放送委員会に30年余りも勤めながら、日本のリスナーとの文通を通じて友情を深めて来られたリ・オクチュン先生です。特にチュチェ57年（1968）10月25日、平壌外国語革命学院創立10周年に際して学院を訪れた金日成主席に会い、光栄にも記念写真を撮り感激の余り涙を流したという話を聞き、主席の恩情がこの私にも伝わって来るようでした。私が大学時代の2001年夏、日本ピースボート訪朝団の一員として平壌外国語大学を見学した際、大学の校内に建てられた主席の現地指導の事が記された石碑を見ましたが、その日がリ・オクチュン先生が大きく成長なさる契機となった事を知り感極まる思いでした。

>私は高校時代の1998年8月に初の手紙を送った時から10年近く、リ・オクチュン先生と文通を続けて来ました。私が巣立ちして大学で寮生活を始めた時は励ましのお手紙もお送りになり、またいつかは朝鮮語で書いた私の手紙も評価なさり、朝日友好の先駆けになって欲しいとの真心こもるお手紙も送って下さいました。先生の一通一通の真心こもるお手紙は私にとって宝物も同じで、今も大事に保管しております。今回の手記に私の名前も挙げられ、とても喜びました。書簡係を辞めてからも日本のリスナーを忘れず、感動的な話を聞かせて下さいまして本当にありがとうございます。

>リ・オクチュン先生が書簡係を勤めながらリスナーと遣り取った数千・数万通のお手紙は、朝日友好という巨木の尊い根となったと私は確信しています。私はこれからも『朝鮮の声』放送との友好を深め、朝日両国人民の友好の為一層頑張るつもりです。リ・オクチュン先生も何卒健康で、ご子息と共に幸せな老後を送るようお祈りするものです。そして日本語放送開始70周年になる7月10日の特別企画にまた出演なされば、とても嬉しく思う次第です。では今日はこれで失礼します、ごきげんよう。　2020年4月28日　おかだしんや敬具」
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''カン・ソンヒ''：リ・オクチュンさんは、不遇な戦災孤児だった自分が偉大な金日成主席の許で甲斐ある人生を送った事をそのまま手記に書き表したのですが、おかだしんやさんが深い感動の中お聴きになり、また深い意味のお手紙を送って下さって有難い気持ちばかりだ、と言っていました。そして、ほしのあきらさんやなかはらしょうたさんをはじめ、多くのリスナーの皆さんが自分の手記をお聴きになった事にお礼を表するとも言いました。リ・オクチュンさんは、人間への愛情は例え国と体制、信教や生活が異なる人同士も心を一つにさせてやると言い、大事なリスナーの皆さんの為これからも放送に頑張ってほしいと託していました。スタッフとリスナーの皆を喜ばせ勇気付けて下さったおかだしんやさんに、リ・オクチュンさんの心も合わせてお礼を申し上げます。おかだしんやさんがリクエストなさった音楽は次の機会にお送りする事にしましょう。では今日はこれで失礼します。リスナーの皆さん、次のこの時間にまたお会いしましょう。
''カン・ソンヒ''：リ・オクチュンさんは、不遇な戦災孤児だった自分が偉大な金日成主席の許で甲斐ある人生を送った事をそのまま手記に書き表したのですが、おかだしんやさんが深い感動の中お聴きになり、また深い意味のお手紙を送って下さって有難い気持ちばかりだ、と言っていました。そして、ほしのあきらさんやなかはらしょうたさんをはじめ、多くのリスナーの皆さんが自分の手記をお聴きになった事にお礼を表するとも言いました。リ・オクチュンさんは、人間への愛情は例え国と体制、信教や生活が異なる人同士も心を一つにさせてやると言い、大事なリスナーの皆さんの為これからも放送に頑張ってほしいと託していました。スタッフとリスナーの皆を喜ばせ勇気付けて下さったおかだしんやさんに、リ・オクチュンさんの心も合わせてお礼を申し上げます。おかだしんやさんが[[リクエストなさった音楽は次の機会>朝鮮の声放送2020年6月#onozomi200604]]にお送りする事にしましょう。では今日はこれで失礼します。リスナーの皆さん、次のこの時間にまたお会いしましょう。

（「朝鮮の声」郵便箱）

RIGHT:'''2020.05.29 サイト音声の聞き書き、2020.05.31 短波ラジオで放送'''
LEFT:[[朝鮮の声郵便箱>た行#i735e3b4]]、[[朝鮮の声郵便箱2020]]
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//-[[朝鮮の声郵便箱200531]] -- ファックスの紹介
//（200529 サイト音声の聞き書き）
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