![[PukiWiki]](image/pukiwiki.png "[PukiWiki]")
#author("2018-06-13T12:43:44+09:00","default:pop hok","pop hok") #attach #author("2018-06-13T12:51:19+09:00","default:pop hok","pop hok") *朝米首脳会談 2018.06.12 [#y748f6f7] **朝米関係の新たな歴史を切り開いた世紀的な対面、史上初めての朝米首脳対面と会談、朝鮮労働党と国家、軍隊の最高指導者金正恩委員長がアメリカ合衆国大統領と共同声明採択 [#qb3f2e2f] 朝鮮労働党委員長で朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長、朝鮮人民軍最高司令官の労働党と国家・軍隊の最高指導者金正恩元帥が、アメリカ合衆国ドナルド・トランプ大統領と、2018年6月12日、シンガポールのセントーサ島で朝米両国史上初めての首脳対面と会談を行いました。 ***対面と単独会談 [#se683aef] 金正恩院長は現地時間で午前8時10分、宿舎を発って会談の場所であるシンガポールのセントーサ島のカペラホテルに着きました。朝米首脳が初対面をする会談の場所とロビーには、朝鮮民主主義人民共和国とアメリカ合衆国の国旗が並んで掛かっていました。 現地時間で午前9時、朝鮮労働党と国家・軍隊の最高指導者金正恩委員長がアメリカ合衆国ドナルド・トランプ大統領と対面し、初の握手を交わしました。 金正恩委員長はトランプ大統領と共に記念写真を撮った後、談笑しながら会談室に向かいました。 金正恩委員長とトランプ大統領との単独会談が行われました。 金正恩委員長は「今日ここまで辿り着く過程は決して簡単ではなかった」とし、「過去の歴史が我々の足首を掴んだり、誤った偏見と慣行が我々の眼と耳を塞がったりしたが、それら全てを果敢に踏み拉いてこのようにこの席まで辿り着き、新しい出発点に立つ事が出来た」という意味深長な言葉を述べました。 朝米首脳は、数十年間続いて来た敵対的な朝米関係にピリオドを打ち、朝鮮半島に平和と安定をもたらす上で重要な意義のある実践的な諸問題について、率直な意見を交わしました。 #style(addstyle=float:left;margin:5px;){{ #ref(IKN180613001_002.jpg,wrap,180x120,fig1,両国揃い踏み) }} #style(addstyle=float:left;margin:5px;){{ #ref(IKN180613001_003.jpg,wrap,180x120,fig2,朝米初握手) }} #style(addstyle=float:left;margin:5px;){{ #ref(IKN180613001_004.jpg,wrap,180x120,fig3,両国首脳会談) }} #style(addstyle=float:left;margin:5px;){{ #ref(IKN180613001_009.jpg,wrap,180x120,fig4,初デート) }} #style(style=clear:both;,end) #br ***拡大会談 [#sd623027] 朝米首脳の単独会談に次いで拡大会談が行われました。拡大会談には朝鮮側から朝鮮労働党中央委員会の金英哲（キム・ヨンチョル）と李洙墉（リ・スヨン）の両副委員長、李容浩（リ・ヨンホ）外相が参加しました。アメリカ側からはアメリカ合衆国マイク・ポンペイオ((今回は「ぽんぺいお」と発音していた。))国務長官、アメリカ合衆国ジョン・ボルトン大統領国家安全保障問題担当補佐官、ホワイトハウスのジョン・ケリー秘書室長が参加しました。 会談では、新たな朝米関係の樹立と朝鮮半島での永続的で強固な平和システム構築の問題についての包括的で深みのある論議がありました。 金正恩委員長は「トランプ大統領をはじめアメリカ側代表団とこのように席を共にした事を嬉しく思う」とし、敵対的な過去を不問に附し、対話と協議を通じて現実的な方法で問題を解決しようとの大統領の意思と熱望を、高く評価しました。 アメリカ合衆国のトランプ大統領は、「この度の首脳会談が朝米関係の改善へと繋がるものと確信し、金正恩委員長が今年の初めから執った主導的で平和愛好的な措置によって、僅か数ヶ月前までも軍事的衝突の危険が極みに達していた朝鮮半島と地域に平和と安定の雰囲気が到来するようになった」と評価しました。 金正恩院長は「両国の間に存在する根深い不信と敵対感情から多くの問題が生じた」とし、「朝鮮半島の平和と安定を成し遂げ非核化を実現する為には、両国が相互理解の心を持って敵対視しないという事を約束し、それを保障する法的・制度的措置を講じるべきだ」と述べました。そして、朝米双方が早いうちにこの度の会談で協議された問題と共同声明を履行する為の実践的な措置を積極的に講じる事について、述べました。 金正恩委員長はトランプ大統領が提起した米軍遺骨の発掘及び送還問題を即座で受諾し、これを早期解決する為の対策を講じる事を指示しました。 また「朝鮮半島で永続的で強固な平和システムを樹立するのが、地域と世界の平和と安全保障に重大な意義がある」とし、「差し当たって相手側を刺激し敵対視する軍事行動を停止する勇断から下すべきだ」と述べました。 アメリカ合衆国大統領はこれに理解を表し、朝米間に善意の対話が行われる間、朝鮮側が挑発と見做すアメリカ南朝鮮合同軍事演習を停止し、朝鮮民主主義人民共和国に対する安全保障を提供し、対話と協議を通じた関係改善が進捗するにつれて対朝鮮制裁を解除出来るという意向を表しました。 金正恩委員長は、「アメリカ側が朝米関係改善の為の真の意味での信頼構築の措置を執るなら、我々もそれに相応して引き続き次の段階の追加的な善意の措置を執る事が出来る」という立場を明らかにしました。 朝米首脳は朝鮮半島の平和と安定、朝鮮半島の非核化を成し遂げる過程で、段階別、同時行動の原則を守るのが重要である事に認識を共にしました。 #style(addstyle=float:left;margin:5px;){{ #ref(IKN180613001_012.jpg,wrap,180x120,fig5,おつかれさん) }} #style(addstyle=float:left;margin:5px;){{ #ref(IKN180613001_013.jpg,wrap,180x120,fig6,両国拡大会議) }} #style(addstyle=float:left;margin:5px;){{ #ref(IKN180613001_015.jpg,wrap,180x120,fig7,共和国国務委員長) }} #style(addstyle=float:left;margin:5px;){{ #ref(IKN180613001_016.jpg,wrap,180x120,fig8,アメリカ合衆国大統領) }} #style(style=clear:both;,end) #br ***昼食会 [#w811de01] この日、朝米首脳と双方の会談メンバーが参加する昼食会がありました。 昼食会では、朝米会談の成果を固め朝米関係を画期的に発展させる為、双方間の意志の疎通と接触と往来を、より活性化する為の意見が交わされました。 朝米首脳は昼食会が終わった後、一緒に散策しながら親交を温めました。 #style(addstyle=float:left;margin:5px;){{ #ref(IKN180613001_018.jpg,wrap,180x120,fig9,メシにしようぜ) }} #style(addstyle=float:left;margin:5px;){{ #ref(IKN180613001_021.jpg,wrap,180x120,fig10,おいしいね) }} #style(addstyle=float:left;margin:5px;){{ #ref(IKN180613001_023.jpg,wrap,180x120,fig11,文春砲) }} #style(addstyle=float:left;margin:5px;){{ #ref(IKN180613001_024.jpg,wrap,180x120,fig12,散策する両首脳) }} #style(style=clear:both;,end) #br ***共同声明発表、相互訪問を約束 [#f2ff4ab7] 朝鮮民主主義人民共和国国務委員会金正恩委員長とアメリカ合衆国ドナルド・トランプ大統領は、歴史的なシンガポール首脳会談の共同声明にサインしました。 金正恩委員長は「今日、過去を不問に附して新たな出発を告げる、歴史的な共同声明にサインする」とし、「世界は重大な変化を目の当りにするだろう」と述べました。 金正恩委員長はトランプ大統領と共に歴史的な書類を採択した記念に、意義深い写真を撮り別れの挨拶をしました。 金正恩委員長とトランプ大統領は、敵対と不信、憎悪の中に生きて来た両国が不幸な過去を不問に附し、相互利益になる素晴らしく誇らしい未来目指して力強く前進し、また一つの新しい時代、朝米協力の時代が開かれるものと期待しました。 金正恩委員長はトランプ大統領が便利な時期に平壌を訪問するよう招き、トランプ大統領も金正恩国務委員長のアメリカ訪問を招きました。 朝米首脳はこうした招きが、朝米関係改善の為のまた一つのターニングポイントとなるものと確信し、これを快く受諾しました。 #style(addstyle=float:left;margin:5px;){{ #ref(IKN180613001_027.jpg,wrap,180x120,fig13,フリップにお書きください) }} #style(addstyle=float:left;margin:5px;){{ #ref(IKN180613001_029.jpg,wrap,180x120,fig14,直筆サイン) }} #style(addstyle=float:left;margin:5px;){{ #ref(IKN180613001_032.jpg,wrap,180x120,fig15,声明発表に向かう両国首脳) }} #style(addstyle=float:left;margin:5px;){{ #ref(IKN180613001_033.jpg,wrap,180x120,fig16,固い握手) }} #style(style=clear:both;,end) #br **朝鮮民主主義人民共和国国務委員会金正恩委員長とアメリカ合衆国ドナルド・トランプ大統領とのシンガポール首脳会談の共同声明 [#q1137a34] #style(style=background-color:#efefef;border:solid 1px #cdcdcd;padding:5px 15px;){{ 朝鮮民主主義人民共和国国務委員会金正恩委員長とアメリカ合衆国ドナルド・トランプ大統は、2018年6月12日、シンガポールで初の歴史的な首脳会談を行った。 金正恩委員長とトランプ大統領は、新たな朝米関係の樹立と朝鮮半島に於ける永続的で強固な平和システムの構築に関する問題について、包括的で深みのある率直な意見の交換をした。 トランプ大統領は朝鮮民主主義人民共和国に安全保障の提供を確言し、金正恩委員長は朝鮮半島の完全な非核化についての確固不抜の意志を再確認した。 金正恩委員長とトランプ大統領は、新たな朝米関係の樹立が朝鮮半島と世界の平和と繁栄に寄与出来るという事を確信し、相互信頼の構築が朝鮮半島の非核化を促す事が出来るという事を認めつつ、次のように声明する。 +朝鮮民主主義人民共和国とアメリカ合衆国は、平和と繁栄への両国人民の願いに即して新たな朝米関係を樹立する事にした。 +朝鮮民主主義人民共和国とアメリカ合衆国は、朝鮮半島で永続的で強固な平和システムを築く為共同で努力するだろう。 +朝鮮民主主義人民共和国は2018年4月27日に採択された板門店宣言を再確認し、朝鮮半島の完全な非核化に向けて努力する事を確約した。 +朝鮮民主主義人民共和国とアメリカ合衆国は、戦争捕虜及び行方不明者の遺骨の発掘を行い、既に発掘確認された遺骨を即時送還する事を確約した。 金正恩委員長とトランプ大統領は、史上初めての朝米首脳会談が両国の間に数十年間続いて来た緊張状態と敵対関係を解消し、新しい未来を切り開く上で大きな意義のある画期的な出来事である事を認めつつ、共同声明の条項を完全且つ迅速に履行する事にした。 朝鮮民主主義人民共和国とアメリカ合衆国は、朝米首脳会談の結果を履行する為可能な限り早い時日内に、アメリカ合衆国のマイク・ポンペイオ国務長官と朝鮮民主主義人民共和国の関係高官との後続協議を行う事にした。 朝鮮民主主義人民共和国国務委員会金正恩委員長とアメリカ合衆国ドナルド・トランプ大統領は、新たな朝米関係の発展と朝鮮半島と世界の平和と繁栄、安全を促す為、協力する事にした。 2018年6月12日 シンガポールのセントーサ島 朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長 ''金正恩''&br; アメリカ合衆国大統領 ''ドナルド・トランプ'' }} #br '''※6月13日朝、サイトに掲載された。''' RIGHT:'''2018.06.13 サイト音声の聞き書き''' LEFT:'''聞き書きなので各組織名、人名に間違いがあるかもしれません。''' #br ---- [[ニュース抜粋2018]]
