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#author("2018-01-22T13:55:34+09:00","default:pop hok","pop hok") #attach #author("2018-01-22T13:56:13+09:00","default:pop hok","pop hok") *新しく発掘された甫城里壁画古墳 [#s6897bd2] ピョンヤンには紀元前277年から紀元668年まで存続した朝鮮初の封建国家である''コグリョ''、高句麗の強大さと高い文化水準を今に伝える遺跡と遺物が沢山あります。 その中にはコグリョのピョンヤン進出を物質的に立証するものが少なからずありますが、最近、発掘された''ポソン里壁画古墳''もその１つです。ポソン里壁画古墳はラクラン区域((楽浪区域（락랑구역）))のポソン里((甫城里（보성리）))所在地にあります。 最初、封土墳であった古墳は風化作用によって平地になりました。古墳は南北の方向に長方形の穴を掘り、その中に玄室を作った地下石室墳です。墳墓は入り口から入る道と羨道、玄室からなっています。玄室に壁画が描かれていますが、車とそれを守る兵士の行列図や鎧馬武士（かいばぶし）、つまり、鎧を着せた馬に乗った騎兵、そして馬と建物などが描かれています。古墳から金銀の装身具や壷、土器、骨の飾り物など、色々な遺物が出土しました。 ポソン里壁画古墳はその構造形式と壁画、出土した遺物から見て、3世紀前半に築造されたものと見られます。古墳の発掘はコグリョがピョンヤン一帯に進出した1世紀初葉、中葉からこの地域に対する政治的・軍事的支配を強化し、ピョンヤン遷都の有利な条件をつくったことを立証すると言う意義があります。 ピョンヤン一帯で石室墳が発掘され、3世紀に編年されるポソン里壁画古墳のようなコグリョ石室墳がラクラン区域一帯で相次いで発掘されていることは、ピョンヤンが当時、コグリョの重要な政治的・軍事的拠点となって久しいことをそのまま見せています。又、壁画を通じてコグリョが3世紀前半頃、既に強力な軍事力を持つ強大国であったことを実物で立証できるようになりました。 鎧馬武士を描いた壁画は当時、コグリョ軍が数多くの鎧馬武士を持つ強力な軍隊であったという「三国史記」の記録を立証しています。そればかりか、壁画の彩色度を通して、コグリョの絵画の発展の過程を究明できるようになりました。 ポソン里壁画古墳はアジアの千年強国であったコグリョの歴史と文化の研究で重要な位置を占める貴い文化財となっています。 #style(addstyle=float:left;margin:5px;){{ #ref(IKE171212029_001.jpg,wrap,153x120) }} #style(addstyle=float:left;margin:5px;){{ #ref(IKE171212029_002.jpg,wrap,165x120) }} #style(addstyle=float:left;margin:5px;){{ #ref(IKE171212029_003.jpg,wrap,160x120) }} #style(style=clear:both;,end) RIGHT:'''2018年の記事''' LEFT:[[コグリョ（高句麗）]] #br ---- #include(vok_navi01,notitle)
