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#author("2017-03-15T19:04:45+09:00","default:pop hok","pop hok") *教育者の誇り [#f1766ec9] 人生の誇りとは、この問いには様々な答えが返ってくるものです。科学者は人類の発展のための発明をした時だと答えるだろうし、スポーツマンは世界的な競技大会で国旗を掲揚した時、芸術家はまた、観衆の拍手喝さいを受けた時だと答えるかもしれません。 では、そのような科学者、スポーツマン、芸術家を育て上げる教育者の誇りは、昨年12月12日、''人工衛星打ち上げ''に成功した科学者、技術者の中から教え子の姿を見つけた教育者の一人、''金日成総合大学物理学部''の''チョ・チョンギュ講座長''。 >「『''クァンミョンソン3号''』''第2号機打ち上げ''のニュースを聞いた時、もしかしたらうちの大学の卒業生がいるかもしれないと思い、毎晩テレビに見入りました。ところが、その人たちがうちの大学に見学に来ましてね。私はその時、電子図書館にいたんですが、『先生！』と呼んで走りよる教え子の手を取った瞬間、涙が出ましたよ。色々と話をしましたが、卒業して10年余りの間に国家的なプロジェクトを成功させた教え子を見てどんなにうれしかったか、本当に一言では言い表せません。これからも連絡を取り合って一緒に研究しようと約束しました」 チョ講座長には勲章が沢山あるでもないし、絢爛豪華な財産があるわけでもありません。チョさんが世に誇れる財産について言うなら、チュチェ67年、1978年から大学の教壇で育てた、国の重要部門で科学的成果を挙げている数百人の教え子です。 これまで個人の名誉よりも次代の教育に私心のない努力を傾けてきたチョさん。発展する現実に即した講義をするために、大学の図書館や人民大学習堂で夜遅くまで新刊図書を読みあさりました。60を間近にしても衰えぬその情熱に若い教師らも舌を巻いています。チョさんの講義は世界的な趨勢を敏感に捉えた現実的なものとして学生の間で人気を集めています。 また、''クァンミョン百科事典''の執筆にも参加し、教科書と参考書も手がけ、およそ100編に及ぶ小論文も発表しています。さらに、価値ある各種の博士論文をはじめ数十編におよぶ教員、博士院生、学生の論文の指導にも当りました。 そればかりではありません。''金正淑ピョンヤン製糸工場''、''ピョンヤンシャープペンシル工場''など色々なところの近代化にも援助を惜しみませんでした。もちろん、なにかの名誉や報酬をあてにしてのものではありません。教育者としての良心と、国の繁栄に尽くそうとの汚れなき愛国心からのものでした。こうした私心のない努力が、人工衛星を打ち上げる人材を育てあげたと講座の教員たちも口を揃えています。 チョ・チョンギュ講座長のお話です。 >「教壇に立ってかれこれ35年ほどになります。教育者にとって教え子が訪ねてくるときが一番うれしい時ですが、この度人工衛星を打ち上げた教え子に会ってみると本当に教育者冥利に尽きますね。そしてまた、どっしりとした木の根になって次代をしっかり育てようという気持ちを新たにしています」 今日も、チョ・チョンギュさんは、科学技術の成果を収めて母校にやってくる英雄の教え子たちに会うのを楽しみに、次代の教育に知恵と情熱を捧げ尽くしています。 //IKE130109018_12.jpg //IKE130109018_22.jpg //IKE130109018_32.jpg //IKE130109018_42.jpg //IKE130109018_52.jpg RIGHT:'''2013年の記事''' LEFT:[[光明星（人工衛星）]] #br ---- #include(vok_navi01,notitle)
