#author("2020-05-23T15:35:28+09:00","default:pop hok","pop hok")
*戦争犯罪に対する相反する態度 [#z3a3fa1d]
最近ベルリンで欧州での第二次大戦終結75周年記念行事がありました。記念行事でドイツ大統領は「過去は無くす事が出来ず責任を否定するのは恥ずかしい事だ」とし、改めて戦争犯罪について真面目に反省しました。

今までドイツ政府はナチス政権の戦争犯罪について深く謝罪し、人的・物質的・精神的被害を被った国々と被害者に対する系統的な賠償をして来ました。好ましからぬ過去にケリを付けて罪悪の二の舞を演じないというドイツ政府の真面目な努力は、日を追って国際社会から支持されています。

ところが他の戦犯国である日本は戦後70年以上過ぎた今尚、国際舞台で犯罪国の汚名を雪げずにいます。日本の反動勢力は些かの罪意識も無く、アジア人民、取り分け朝鮮民族に犯した特大の反人倫の罪を美化し、それを再現しようとしています。

人類史上嘗て無い国家的な性奴隷犯罪の被害者を金儲けの為の志願者と冒涜し、世界の至る所に旧日本軍の性奴隷の像が建てられるのを食い止めようと躍起になって、「旧日本軍の性奴隷という表現は事実に反するので使用してはならない」という文章まで外交青書に明記しました。

また強制徴用被害者に対する賠償の要求に卑劣な経済の報復((日本と南の間の事で北が怒る。))で応えるのも躊躇いませんでした。この3月、日帝の朝鮮人強制連行・犯罪性奴隷犯罪等汚らわしい過去の罪を全面的に歪曲したり大幅縮小・弱化させたりした中学校の社会科教科書を大量検定通過させたのをはじめ、若い世代に対する軍国主義洗脳教育にも拍車を掛けています。

過去の犯罪の歴史的事実を否定し、その清算を拒む日本の反動勢力の道徳的低劣さと厚顔無恥さを赤裸々に曝け出す事だと言うべきでしょう。日本の過去の侵略の歴史は否定するからといって消し去るとか、粉飾するからといって正当化されるものではありません。

日本の反動勢力が時の流れと世界人民の要求に挑むほど、戦犯国に対する世界的な非難と冷笑だけが増えるでしょう。

（時事評論）

RIGHT:'''2020.05.22 サイト音声の聞き書き'''
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