#author("2017-04-15T22:31:25+09:00","default:pop hok","pop hok")
*忘れられないその日 [#vdd2f20e]
''マンギョンデ学生少年宮殿''のインストラクター、''ハン・ミファ''さんの手記です。

>「私が受け持っているアコーディオンクラブ室に入りますと、先ず目に入ってくるのは壁に掛けてある一枚の写真です。チュチェ78（1989）年9月4日、マンギョンデ学生少年宮殿を訪れた偉大な金日成大元帥と共に私とクラブの生徒たちが撮った写真です。

>今もその日のことをまざまざと思い出していますが、大元帥がクラブ室に来られると思うとどうしても胸の高鳴りを抑えることが出来ませんでした。嬉しい一方、まだ経験も浅く、若い娘のインストラクターということで、少し緊張していました。しかし大元帥がクラブ室に入った時から知らず知らずのうちに緊張がほぐれ、いつしか実の父親に会っているようでした。大元帥は明るい笑みをたたえて生徒たちのアコーディオン合奏を聞きました。その優しい笑顔を仰ぎますと、幼い時のことが思い浮かんできました。

>共和国で全般的11年制義務教育が実施された後の初の入学式の日であるチュチェ61（1972）年9月1日のことです。当時、私はピョンヤン・テドンムン人民学校に入学しましたが、大元帥がじきじき学校を訪れました。私たち新入生のところにきた大元帥は前に立っている生徒のカバンを開け、教科書やノート、鉛筆などを一つ一つ見て、ちゃんと準備していると褒めました。まだ年端も行かない子供だったので前に立っている生徒が羨ましくてなりませんでした。

>ところが、後で知ったことですが、大元帥は随行した人たちにカバンが重い、傍らの肩に担ぐより両側の肩に背負うようにするのが良いだろうと言ったとのことです。こうした優しい思いやりと祝福の中、入学した私はアコーディオンを習って2年後は大元帥をお迎えしての子供たちの迎春公演に参加し、アコーディオン合奏に出演しました。大元帥は明るい笑みをたたえて一番先に拍手しました。その時、私は真ん中に座ってアコーディオンを弾きましたが、大元帥が私を見て微笑んでいるようでした。その後、何度も迎春公演に参加して大元帥の前で演奏しましたが、この世の幸せを独り占めしたようでした。

>その私が新築されたマンギョンデ学生少年宮殿のインストラクターになって大元帥に会ったのです。この日、大元帥は私たちの気持ちを受け入れて記念写真も撮りました。一度撮って、後ろに立っている生徒たちがよく見えないといい、その生徒たちを前に立たせてもう一度撮りました。

>忘れえぬその日からはや25年が過ぎました。大元帥が訪れたクラブ室で多くの生徒たちがアコーディオンを学び、見学に来た訪朝客も何羨むものなく幸せに育つ生徒たちの姿を見て感動を表しました。そのたびに私はクラブ室に掛けてある記念写真を見てします。すると大元帥が思う存分才能を伸ばしている子供たちを眺めているようでもあり、子供たちを立派に育てるようにと私に頼むようでもあります。私はその日の感激を忘れず、金日成大元帥が心から思いやった子供たちを立派に育てるつもりです」

RIGHT:'''2014年の記事'''
LEFT:[[万景台学生少年宮殿]]
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//140703_忘れられないその日
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