#author("2020-11-04T20:30:16+09:00","default:pop hok","pop hok")
#author("2021-02-24T21:35:45+09:00","default:pop hok","pop hok")
*強調したこと [#gd557d88]
チュチェ101年（2012）1月の或る日、敬愛する最高指導者金正恩委員長が厳冬の寒さも厭わずオープン間近の或る店((ミレ商店（未来商店）))を訪れました。

家庭用品に次いで日用雑貨のコーナーで「コスモス」ブランドのヘアピンを見て、次のコーナーに向かった委員長がふと歩みを止めました。そして「メガネを見ぬまま素通りしたが行ってみよう」とし、メガネの陳列台の前に戻りました。
家庭用品に次いで日用雑貨のコーナーで''「コスモス」ブランドのヘアピン''を見て、次のコーナーに向かった委員長がふと歩みを止めました。そして「メガネを見ぬまま素通りしたが行ってみよう」とし、メガネの陳列台の前に戻りました。

サングラスをはじめ色々なメガネが並んでいる陳列台で、サングラスを一つ抜き取った委員長の顔に陰が差しました。委員長は「メガネの抜き取りが不便だ、メガネの陳列台をグルグル回るようにすればお客がメガネを選ぶのに便利だろう」

サングラスを掛けてみた委員長は「鏡はどこにあるのか」と聞きました。販売員が嗜好品の売り場から鏡を持って来ると委員長は、「私が見るつもりでない、メガネのコーナーに鏡は付き物だ。そうすればお客がメガネを掛けた自分の姿を見る事が出来る」と言い諭しました。

お客の便宜を考えなかったので皆呵責を受けました。

委員長は筆記道具のコーナーでは直にボールペンで書いてみて、お客が書いてみるよう紙を置く事、化粧品コーナーでは香水の匂いを嗅いでみるようティースプーンのような形の紙を置く事等も教えました。そして「普通香水を手のひらに落として匂いを嗅いでみるが、匂いを嗅いだ後他の香水を落とすと匂いがミックスして区別しにくい。それで紙のスプーンを置いてそこに香水を落として匂いを嗅ぐようにすべきだ」と細々と教えました。

このように委員長は店の各所で誰も思いつかなかった事を詳しく教え諭しました((堕落した資本主義社会では当たり前に行われているお客への便宜を誰も思いつかない朝鮮式の社会主義。その中で委員長だけが気付いている。という事は委員長が一番資本主義的な考えを……と思ったが、これは「人民愛」という設定ですね。))。

委員長が3階の食品コーナーに行った時でした。ビスケットとキャンディー類を陳列したコーナーで、委員長は手押し車にビスケット2箱を乗せました。そして同行した人達に「このビスケットが一番美味しい物だとは思わないで欲しい」と笑顔で言いました。

皆、どっと笑いましたが、すぐ金正恩委員長が、お客が手押し車に商品を乗せて陳列台の間を行き来するのが不便ではないのか推し測ったという事に気が付きました。

（今日の朝鮮）

RIGHT:'''2020.11.03 サイト音声の聞き書き、BGM付き'''
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LEFT:[[メガネの陳列台で]]、[[商業サービス施設のモデル「ミレ商店」]]、[[手押し車を押してみる]]
LEFT:[[ヘアピンにも思いを込める]]、[[メガネの陳列台で]]、[[商業サービス施設のモデル「ミレ商店」]]、[[手押し車を押してみる]]
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//（今日の朝鮮）
//（201103 サイト音声の聞き書き）
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