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*壬辰倭乱を通じて見た殺人略奪行為 [#v8690081]
1592年、干支（かんし）で言うと壬辰であるこの年の4月、日本は「明への道を開けろ」との強盗そのものの要求を突きつけて数10万の兵力で朝鮮に対する武力侵攻を開始しました。歴史に''壬辰倭乱''、日本で言う''文禄・慶長の役''というこの戦争はこうして勃発したのです。

久しい前から朝鮮を侵略する野望を放っていた日本侵略軍((豊臣軍と日本軍をわざと混同させている。))は、朝鮮に足を踏み入れたその瞬間から人殺しと略奪に躍起になりました。『朝鮮全土を占領する為には朝鮮民族を全滅させるべき』というのが侵略軍のスローガンでした。日本侵略軍の暴虐で残忍な気質は朝鮮人民に対する虐殺行為に集中的に表われました。

戦争中、最大規模の虐殺行為は〓〓〓で働かされました。侵略軍は〓〓〓で凡そ6～7万人を老若男女を問わず殺戮し、辛うじて死を免れた人達まで倉庫に閉じ込め焼き殺しました。日本侵略軍は朝鮮人の目玉を抉り取り首を斬り取って軍営の前に吊るし並べ、それにも飽き足らず人喰いの野蛮行為も躊躇いませんでした。

歴史記録によりますと日本侵略軍は2度目の侵攻の時だけでも11万3300人以上を殺しました。初の侵攻の時に大量虐殺された人まで合わせればその数は凡そ数10万人に上ります。大量の強制連行と文化財の略奪また壬辰倭乱の時日本が働いた罪悪の1つです。

日本侵略軍は朝鮮人を手当たり次第に連行して奴隷に、性奴隷にしました。また夥しい数と量の文化財を破壊し略奪しました。日本人自らが壬辰倭乱を人狩り戦争・文化財の略奪戦争と呼んでいるのは偶然でありません。日本で国宝級とされている焼き物である有田焼・薩摩焼等は、壬辰倭乱の時日本に連行された朝鮮人陶工の血の涙と苦役の汗が生んだ物です。

壬辰倭乱は朝鮮人民の決死の抗戦によって1598年11月、日本の大惨敗に終わりましたが、その傷痕はとても惨憺たるものでした。別けても大勢の学者・技術者と一般人が日本に連行された事による人材の不足と労働力の枯渇は、戦後朝鮮の文明発展を甚だしく阻害した根本の要因となりました。正に壬辰倭乱の時日本侵略軍が朝鮮人民に働いた野蛮行為は、子々孫々許し難い特大の国家犯罪です。

壬辰倭乱が起きた時から430年という歳月が経ちましたが、朝鮮民族は日本侵略軍が犯した罪悪を忘れずにいます。その末裔が20世紀に入って朝鮮を軍事的に占領し数10年間極悪非道な植民地支配を実施し、壬辰倭乱の時よりもっと多くの朝鮮人を拉致し無残に虐殺したばかりか多くの財貨を略奪しました。

こうした日本が今、過去に働いたあらゆる罪な行為に対する反省はおろか侵略の歴史を美化し延いては否定している有様です。

日本の反動勢力の厚顔無恥なふてぶてしい行為は朝鮮人民の敵愾心と必ず計算する意思を一層募らせるだけです。

（世界と朝鮮）

RIGHT:'''2022.04.12 サイト音声の聞き書き、一部不明'''
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LEFT:[[文禄・慶長の役]]、[[癒えない壬辰倭乱の傷痕]]、[[壬辰祖国戦争]]、[[壬辰倭乱]]、[[鼻塚]]
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//（220412 サイト音声の聞き書き）
//（世界と朝鮮 2022.04.12）
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