#author("2018-08-02T18:46:26+09:00","default:pop hok","pop hok")
*北と南の関係改善に心から乗り出すべき [#mee72690]
今、朝鮮の北と南の関係は歴史的な板門店宣言の発表以降、歴史の新たなページを開き改善と発展の道を辿っています。

朝鮮民族皆の共通の意思と願いによって北と南の間にスポーツと鉄道、道路をはじめ様々な分野での部門別実務者協議が次々と行われ、開城工業地区に共同連絡事務所を開設する為の交渉が捗っており、離散家族・親戚の再会の為の準備も日程通りに進んでいます。

軍事的緊張緩和と戦争の危険を解消する為の軍事会談と接触も行われています。

北と南の統一バスケットボール競技大会が朝鮮民族の期待と関心の中盛況のうち行われ、南朝鮮のテジョンでは卓球の単一チームの選手達が金メダルを獲得する等、民族の威容を世界に示しています。

これら全ては一触即発の戦争の局面にさしかかった昨年末までの北と南の関係に比べてみるとき、想像外の驚くべき変化である事は間違いありません。

ところが外部勢力の機嫌を伺い旧態依然として制裁・圧迫を追求している南朝鮮当局の為、今までの変化は実質的な関係改善に繋がるのではなく雰囲気づくりに留まっています。途方も無い事に南朝鮮当局は、以前の保守政権の時可決された「北に対する独自制裁」なるものに執着しています。

では、保守政権の「北に対する独自制裁」が不当である事を良く口にし、前当局者が独断で閉鎖した開城工業地区の再稼動の問題に誰よりも怒りを表した現政権が、何の為「北に対する制裁」という枷に手足を突っ込んだ挙句、北と南の関係までその枠に嵌め込んでいるかという事です。

それは民族の上に外部勢力を乗せ、北と南の関係より同盟を優先させ、難局の打開よりは容易で平坦な道だけを選び、北と南の関係の雰囲気作りで治績の宣伝だけに没頭しているからです。

現当局は「全面的な制裁・圧迫だけが北朝鮮の非核化の目的を達成出来る、制裁・圧迫に国際社会が力を合わせるべきだ、制裁・圧迫を解除するなら非核化が遅れる」と騒いでいる外部勢力に調子を合わせ、北と南の関係の「速度調節論」まで持ち出しています。

それで南朝鮮では「大洋の向こうのアメリカの目つきが厳しくなるなら、大統領府の両脚が硬直するという」言葉まで流行っています。

南朝鮮当局が民族より外部勢力を優先させるなら、心にも無い関係改善を云々するのでなく同盟強化に力を入れ、成るがままに生きるのが良いでしょう。しかし北と南の関係改善と発展、協力と交流、和解と団結がどんなに大事なものであるかは、長年の敵対と対決に揉まれた南朝鮮の現当局が骨の髄まで痛感している事でしょう。

世の中で信じるのは自分の力であり、頼るのは同じ民族であり、取り合うのも同じ民族の「善意の手」だけです。

朝鮮民族皆は南朝鮮当局の言動を鋭く注視しており、南朝鮮当局が今からでも気を確かに持って、北と南の関係改善に心から乗り出す事を期待しています。

（時事評論）

RIGHT:'''2018.08.01 サイト音声の聞き書き'''
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