#author("2018-03-03T22:59:33+09:00","default:pop hok","pop hok")
*再侵略の野望を実現しようと [#z14c2a16]
この2月5日、日本首相安倍が衆院予算委員会で「憲法上の自衛隊存在の明記が日本の安全に係わる十分な理由になる」と言いました。安倍が自衛隊の存在を明記した憲法改正に神経を尖らせているのは、海外膨張の野望を必ず実現しようとの小細工に過ぎません。

自衛隊の規模と能力は既に専守防衛の範囲を遥かに超えています。地上と海上、空中で、自衛隊の機動打撃力と作戦能力は著しく高まり、装備も防御でなく攻撃の為のものとして更に現代化され更新しています。

ところが日本の反動勢力はこれに満足せずにいます。自衛隊を如何なる戦闘も行える世界的な精鋭武力につくって、軍事大国化を実現しようというのが安部の目的です。アメリカとの合同訓練を通して自衛隊の戦闘行動を実践に接近させる一方、米国産F-35Bステルス機等新鋭装備の購入に莫大な資金をつぎ込んでいます。

これだけではありません。2月6日、日本政府は指揮機能の強化という名の下に、陸上自衛隊の各部隊を一元的に指揮する陸上総隊の新設を決めました。これと共に孤島防衛部隊である水陸機動団も同時に発足させるといいます。これが指揮システムの機動性を保証して、軍事作戦で主導権を握る目的からのものである事は、二言を要しません。

軍国主義の道へと突っ走っている日本の反動勢力にとって残るは、海外侵略を制約するあらゆる法的・制度的メカニズムを全て無くす事です。この為に戦闘力を保有出来ないと規定付けた現行憲法を何としても改悪して、海外膨張の野望を実現しようと手の限りを尽くしているのです。

敗戦後、日本の歴代政権は軍事大国化と再侵略の野望の実現に狂奔しましたが、今のように表面なりとも標榜して来た平和国家のベールまですっかり脱ぎ捨てて、海外侵略の道へと疾走する政権はありませんでした。

日本の大陸侵略の初のターゲットは他ならぬ朝鮮半島です。地理的に日本に近く、大陸進出の橋頭堡、関門となっている朝鮮半島に侵略の魔の手を伸ばして、二十世紀に果たせなかった大東亜共栄圏の見果てぬ夢を必ず実現しようというのは、過去も今も変わる事の無い軍国主義日本の野望です。

今、日本はアメリカと結託して共和国の核及びミサイル脅威を積極的に世論化する事で、長い間夢見て来た再侵略の野望を実践に移そうとしています。日本の反動勢力が手の限りを尽くして軍事大国化と海外膨張の野望の実現に拍車をかけていますが、それは墓穴を掘る事です。

日本はこれを肝に銘じて、自滅を早める愚かな事を止めなければなりません。

（時事評論）

RIGHT:'''2018.03.02 サイト音声の聞き書き'''
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//180302_再侵略の野望を実現しようと
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