#author("2018-04-11T16:05:58+09:00","default:pop hok","pop hok")
*内輪もめを起こしている [#n9fe5ee5]
南朝鮮で地方自治体選挙を控えて、イニシアチブを取る為の各政治勢力の暗闘が本格化する中、自由韓国党内部の派閥間の対立と葛藤が再び表面化しています。

周知のように自由韓国党代表洪準杓（ホン・ジュンピョ）は党の改革という名の下、党内の李明博、朴槿惠派を取り除いて自分の者達を要職に付かせる等、実権を握る為躍起になって来ました。これが李明博、朴槿惠派はもとより自分に刃向かう一切の勢力を取り除いて、次期大統領選挙に出馬しようとの野望の表れである事は二言を要しません。

これに不満を抱いていた反対派は最近、洪準杓が地方自治体選挙の為の候補推薦でも独断と専横を振舞うや、これ以上我慢出来ず反発しています。発端は洪準杓が慶尚南道知事を務めていた時の側近を、何の推薦過程も経ずに昌原市長候補に選んだ事です。

ところが洪準杓の後援で昌原市長候補に選ばれた者は現在、汚職の容疑で調査を受ける羽目に陥っているとの事です。にも拘らず洪準杓は頑なに昌原市長候補として推し立てています。

それだけではありません。洪準杓は釜山市長と忠清北道知事、忠清南道知事の候補等を選ぶ上でも独断を行い、気に入る者達を後押ししています。一方、阿諛屈従する者達には比較的当選の可能性の高い地域を任せ、そうでない者達には当選の可能性が低い地域を任せています。

結局、安商守（アン・サンス）等反対派の堪忍袋の緒が切れました。洪準杓の独断と専横に憤激した安商守は仲間の人達と共に自由韓国党を脱党し、無所属として地方自治体選挙に出る事を宣言しました。

自由韓国党内の洪準杓勢力で無い者達は、年寄り達を中心に「保守の未来」という会をつくって集団的に洪準杓に対抗しています。保守の未来の者達は、「洪準杓の独り善がりの党の運営で外部の人を迎え入れる事に失敗し、政局のイニシアチブも失ったばかりか、地方自治体選挙の候補推薦での葛藤が深まり、党の危機が招かれた」と非難しています。そしてこの度の地方自治体選挙での勝利を期待出来ないだけに、「洪準杓が全ての責任を負って党代表の座を降りるべきだ」と主張しています。

しかし権力野望に取り付かれた洪準杓が反対派の要求を受け入れるはずがありません。怒り心頭に発した洪準杓は「一握りにもならない勢力が自分に危害を加えている」とし、地方自治体選挙の候補推薦の事での反対派の抵抗を「雑音だ」と一蹴しています。また地方自治体選挙が終われば洪準杓勢力で無い者達を、再度粛清する企図を表しています。

洪準杓と反対派の争いが激しさを増している中、洪準杓に幻滅を覚えた者達が次から次へと脱党しています。言わば「寺が憎けりゃ坊主は立ち去る」と言って、自由韓国党から飛び出て地方自治体選挙に無所属として出馬しています。更には一般党員まで集団的に脱党する事態が醸され、自由韓国党の内部は日を追って騒々しくなっている((放送では「そわそわしくなっている」と言っているが、これは多分「騒々しくなっている」の読み違いだと思う。))との事です。

地方自治体選挙の為の候補推薦の事で内輪揉めを起こしている、自由韓国党内部の派閥争いについて南朝鮮のマスコミは、「滅び行くものの内紛」と評しています。「民意は眼中に無く、政治的目的の実現に執着している市井の徒は、地方自治体選挙で必ず失敗する」と主張しています。

（時事評論）

RIGHT:'''2018.04.10 サイト音声の聞き書き'''
#br
----
#include(vok_navi01,notitle)
//180410_内輪もめを起こしている
トップ   編集 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS