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#author("2018-11-25T14:08:15+09:00","default:pop hok","pop hok") *不世出の偉人たちの下でクムガン山は統一の名山として光を放つでしょう [#efbd1d81] 偉大な金正日総書記の配慮による南朝鮮人民のクムガン山観光開始20周年を受け、''非転向長期囚''の''キム・ドンギ''さんが「不世出の偉人たちの下でクムガン山は統一の名山として光を放つでしょう」と題した文を発表しました。 非転向長期囚とは、国の統一のために闘って、南朝鮮で数十年もの間、獄中にいながらも、思想の転向を拒んで信念を曲げなかった人たちのことで、信念の強者と呼ばれています。 文は次の通りです。 色も鮮やかに紅葉する秋になると、クムガン山の1万2千の峰々が不世出の偉人たちの祖国愛、民族愛に捧げる一つの大きな花かごになったようで、その中から吹き出る自然の熱気は、民族みなの燃えたぎるような統一の願いのように迫って来て胸が熱くなります。 錦の山河であるわが祖国には名だたる名山、名所もたくさんあります。中でもクムガン山は天下一の絶景の1つとして世界的にも指折りの名山の中の名山です。 壮大で秀麗な千差万別のよろずの景色のため昔ながら「クムガン山を見ずして、山水の優美さは言うなかれ」という名句も伝わり、世界の著名なある文人は、朝鮮のクムガン山を一度見るのが本望だと告白しました。 世界の名勝の粋をなす民族の名山クムガン山が民族みなの胸に統一の熱望のシンボルの峰として大事にしまわれたのは、たぶん、歴史的なクムガン山観光の開始からでしょう。 今から20年前のチュチェ87（1998）年11月18日、まさにこの日があって、クムガン山は分断の悲劇でしこりが出来た民族の怨念を晴らす統一の名山として民族みなの胸の中に刻み付けられました。 **「クムガン」号の初の汽笛 [#r843445f] 秋のクムガン山は、千差万別の景観ゆえに「楓岳山」と呼ばれています。この秋のクムガン山を訪ねるたびに、私は決まって外クムガンと海クムガンへと足を運びます。そして、一望千里の朝鮮東海の波の音にまぎれて聞こえる船の汽笛に心身ともに任せます。 私が船の汽笛に耳を澄ます変わった趣味を持ったのにはわけがあります。懐かしい汽笛を聞けば諸事万端が伝わるようで胸が高鳴ります。そして、20年前の忘れがたい思い出に耽るようになります。 「パンムンジョムの牛の群れの北訪問」で朝鮮の北と南の関係の歴史の1ページを飾った南朝鮮の「''現代グループ''」の''チョン・ジュヨン''元名誉会長は、北に生を受けたものの、離郷して長い間、一身の蓄財のため奔走した風雲児でした。そのチョン・ジュヨン氏がピョンヤンを訪れて偉大な金正日総書記に見える光栄に浴し、クムガン山観光という特典、特恵を受けたのはチュチェ87（1998）年10月のことでした。 当時、このニュースは南朝鮮だけでなく、全世界にショックを与えました。クムガン山地区は軍事境界線をはさんで双方の膨大な武力が対峙する軍事的な緊張感が極めて高い最前線地帯です。 1950年代初頭の祖国解放戦争の時、砲兵に服務した私が部隊と共に国の寸土を守って敵軍と熾烈な攻防戦を交えたのもここクムガン山一帯でした。このクムガン山地区を南の同胞に開け放した金正日総書記の大勇断には熱くも熱い民族愛が秘められていました。 民族分断の悲劇を1日も早く終わらせようとの気高い使命感、人民の名山として光を放つクムガン山を南の同胞にも享受させようとの熱い民族愛で総書記は、晩年に国と民族のため微力ながら貢献しようとの「現代グループ」のチョン・ジュヨン氏の愛国心を高く買い、クムガン山観光の大プロジェクトを一任し、高齢の名誉会長を真ん中に立てて記念撮影もしました。 すっかり興奮して南朝鮮に帰ったチョン・ジュヨン氏は、共和国バッシングが猛烈な時期だったが、記者会見で総書記を「将軍」と高く称え、「民族共通の利益を何よりも優先させ、年上への礼儀を守るとても知性的で魅惑的な指導者」だと言って民心を感動させました。 当時、獄中でこの話を伝え聞いた私は、これは思想と政治的見解より民族を優先させ、金銭より民族の心を重んじて、民族の統一と繁栄のために心血を注ぐ金正日総書記の偉人の風格についての心中の告白だと思いました。 総書記の熱い信頼と恩情は高齢の名誉会長を愛国心に燃えさせ、青春の活力を与える滋養分となりました。クムガン山観光という大プロジェクトの準備を直々主管し、南北を行き来したチョン・ジュヨン氏の姿は当時、南朝鮮のジャーナリズムで長い間、取りざたされました。 チュチェ87（1998）年11月18日、南朝鮮人民が待ちに待った初の観光船「クムガン」号が汽笛を鳴らしながらトンヘ港を出発しました。南の同胞は行きたくても行けず、登りたくても登れなかったクムガン山、夢にだけ描いていたクムガン山観光の道で絶景の極み、民族の香りを満喫しました。 統一の夢を抱いて南の政治家と宗教家、大学生と企業家など各階層の人が引きも切らず訪ねて来てクムガン山は連日、沸きかえりました。6月15日共同宣言による自主統一の時代はクムガン山を民族の和解と団結のシンボル、6月15日統一時代の「烏鵲橋」として光り輝かせた全盛期でした。 北と南の労働者統一大会、農民統一大会、青年学生統一大会など多くの階層別の統一行事がここクムガン山で開かれました。朝鮮民族なら誰でもそうでしたが、私たち非転向長期囚が高齢にもかかわらずクムガン山を愛し、何度も訪ねたのは、単に美しく奇妙な自然の絶景のためだけではありません。 チュチェ89（2000）年9月2日、祖国に戻ってきた初日、私より6つも年上の74歳の''キム・ジュンジョン''さんが、クムガン山観光の案内役をさせてほしいと頼んで、周りの人たちを驚かせたのも、正に6月15日時代の息吹が脈打つ民族の名山で統一を謳歌する先駆けになって、余生を送る一念からでした。 6月15日共同宣言発表記念日などを機に、クムガン山で行われた民族統一大会と各階層の団体の会合は民族の血筋をつなぎ、北と南の閣僚級会談と赤十字会談などの対話と交流も民族を喜ばせました。 当時、私たち非転向長期囚も「われらは1つ」、この歌を合唱し、クムガン山に流れる統一の大河に合流しました。偉大な金正日総書記の配慮で、クムガン山探勝の途についた私たちは、オンジョン閣に建てられた「金正日国防委員長のクムガン山訪問記念碑」も見ました。 「2000年9月30日、金正日、国際観光特区クムガン山で」 統一なった国を象徴して、朝鮮地図をかたどった独特な趣の記念碑、その中心に闊達な筆致で光り輝く偉人の直筆でした。その直筆を見ていると、歴史的なピョンヤン対面があったその年の9月、クムガン山観光地区を訪れた金正日総書記の偉人の姿が目に浮かびました。 「現代グループ」の関係者と共にコソン港をはじめ各所を見て、初め半分と言うが、「現代」でスタートを切ったクムガン山の観光をきちんと運営して見るのがよいという大きな特典を与え、心地よい海風が吹いてくる船の甲板の上で昼食会を催し、記念写真も撮るなど細やかな配慮を寄せた金正日総書記でした。 「現代グループ」の関係者は、その時、金正日総書記が残した直筆を永遠に伝えるために花崗岩に刻んで、クムガン山の現地に記念碑として建てたといいます。 金正日総書記は、観光で国の統一の聖なる偉業に寄与しようとのチョン・ジュヨン氏と''チョン・モンホン''氏、そして''ヒョン・ジョンウン''会長をはじめ「現代グループ」一家の思いを大切にし、北と南の経済協力のパイオニアとして民族と世界の前に押し立てました。 チュチェ90（2001）年3月、チョン・ジュヨン名誉会長の訃報に接して、深い思いやりがひしひしと感じられる弔電と共に、民族分断史上初めて朝鮮アジア太平洋平和委員会の弔意代表団をソウルに派遣して、南朝鮮の民意を感動させました。 企業家のチョン・ジュヨン氏が単なる実業家として人生を締めくくったなら、誰かが言ったように、その名は文字通り、手腕を振るう事業家が札束を数える速さほども早く忘れたかも知れません。 南の同胞は今も「チョン・ジュヨン氏を忘れられないのはチョン・ジュヨン氏が金日成主席、金正日総書記と特別な縁を結んで、民族の統一のための真の意味での晩年を送ったためだ」と異口同音に言っているといいます。 チュチェ92（2003）年2月、軍事境界線の地雷原をかき分けてつくった道を通って、クムガン山へのテスト陸路観光が始まったのは、このように金正日総書記の気高い同胞愛、統一の意志によってもたらされたものです。あれ以来、10数年間、民族の名山クムガン山を観光した人だけでも200万人近くに達するといいます。 6月15日共同宣言による統一の時代にクムガン山は名実共に北と南の統一の機運を盛り上げ、和解と団結を実現する「烏鵲橋」そのものでした。多くの南の同胞は6月15日共同宣言があって、今のクムガン山観光の道もあるといって、世界的な名山を持つ朝鮮民族の誇りを胸に、統一愛国偉業に心魂を傾ける決意を披瀝していました。 正に南朝鮮人民のクムガン山観光は北と南の民族皆を統一愛国の旗高く、南朝鮮人民にも麗しいクムガン山を見物させて、朝鮮民族としての誇りをいっぱい感じさせ、民族大団結と統一の道へと導いた総書記の熱い同胞愛の輝かしい結晶でした。 **クムガン山に響き渡る統一のこだま [#ac83d6f4] アメリカと南朝鮮保守勢力により、クムガン山観光が停止を余儀なくされて10年が発ちました。むなしく流れるのが歳月で、過ぎ去れば忘れてしまうのが事実とはいえ、今になって思い起こしてみれば激しい怒りを禁じ得ません。 観光費が「軍事費に転用される」、「核とミサイルの開発に使用されてアメリカの安保を害する」といって邪魔していたアメリカもそうだし、共和国との観光プロジェクトを推進していた南側の企業家を死に追いやり、「観光客事件」を捏造してクムガン山観光をついに停止せざるを得なくした''リ・ミョンバク''政権の妄動を誰が許すでしょうか。 毎年、数十万人の南の同胞がクムガン山を探勝しましたが、それは単なる追憶として残り、その間、南朝鮮では観光停止によって莫大な被害を被り、生死の岐路に立たされた企業家と住民の怒りは心に積もり積もりました。 アメリカと南朝鮮の保守勢力は今なお、「クムガン山観光は北の金づるだった」と、使い古したうたい文句を並べ立てています。 では聞いてみましょう。 果たしてクムガン山観光をした南朝鮮人民の胸の中にしまっている国の名山に対する誇り、統一の熱望をいくばくかの金で計算することが出来るでしょうか。 そもそも祖国愛と民族愛の何たるかも知らないものたち、もっぱら党利党略と栄耀栄華だけに執着している俗物根性のものたちの稚拙な計算法では、クムガン山に憧れる民族の思いをいつになっても図れないでしょう。 過ぎし歴史はクムガン山が民族の対面でにぎやかになれば、北と南の関係もそれだけ進展し、わが民族同士の声が高らかに響く時、和解と団結もそれだけ早められるということを示しています。 今、朝鮮民族は将来を楽観しています。 金正日総書記そのままの敬愛する金正恩委員長の正しい導きの下に、クムガン山の新しい歴史は連綿と続いているからです。 世の中のどの偉人も及ばない熱い民族愛と同胞愛を天賦のものとしている金正恩委員長は民族の父を失うという思いがけない痛恨事に見舞われたとき、遠路はるばるピョンヤンに弔意に訪れた「現代グループ」のヒョン・ジョンウン会長一行の手を暖かく取って、慰労の宴会も設けるなどして、民族みなの胸を強く打ちました。 総書記の逝去3周期に際して、ヒョン・ジョンウン会長が誠意の限りを尽くして花輪と弔意文を送った時は、自分自身の名義で「チョン・ジュヨン、チョン・モンホン先生たちが民族と統一のために残した愛国的な行いを民族皆は忘れないでしょう」という感謝の手紙までよこしたのが金正恩委員長でした。 一度、手をとった人はあくまで手放さず、民族の和解と団結、統一愛国の一路へと導いている金正恩委員長の崇高な信頼と愛情、徳義心に民族の誰もが感服し、すっかり惹きつけられました。 今年の元旦、金正恩委員長は熱い民族愛と固い統一の意志で、北と南の関係の大転換の方針を言明し、対決が続いていた北と南の関係に和解と対話の薫風をもたらしました。 熱い包容力で北と南の関係改善と国の統一偉業の新たな転機を開いている金正恩委員長の大構想と意志によって、今年、北と南の関係において想像を絶する歴史的な出来事と奇跡がもたらされ、朝鮮民族は和解と団結、平和・繁栄の新たな全盛期を開く上で重要な里程標となるパンムンジョム宣言と「9月ピョンヤン共同宣言」に接しました。 クムガン山観光の正常化を推進する内容も入っているピョンヤン共同宣言に、民族の皆は南の同胞のためにクムガン山観光の開始という大勇断を下した総書記の尊い姿が目の前に浮かんできて感激の涙を流しました。 9月の北と南の首脳対面の時、南側の随員としてピョンヤンに来て金正恩委員長に会った「現代グループ」のヒョン・ジョンウン会長はその感動をこう表したといいます。 >・・・クムガン山観光が始まって20年、停止して10年が過ぎるといいますが、北と南でクムガン山観光が北と南の協力のシンボルとして依然として記憶され、大事にされているということに本当に感謝しました。北と南の経済協力のパイオニア、先駆けとして押し立てた当事者として、北と南の経済協力に積極的に臨むでしょう。北と南の間の平和と共通の繁栄に微力ながら渾身の力を足すことでしょう・・・ 8千万の民族の皆が忘れていないピョンヤン対面の日々、ペクトゥ山のカルデラ湖チョンジを背景として固く取り合った両手を高く掲げた北と南の首脳たちの姿を見て、我先にと共にペクトゥ山に登頂し、ハンナ山まで伸びているペクトゥ大山脈の中心に聳えているクムガン山の1万2千の峰峰にも統一の声が響き渡るその日を感動の中、描いてみました。 今年だけでも3回の歴史的な北と南の首脳対面を感激とショックの中、目の当たりにして誰もが胸の高鳴りを覚えたものですが、金正恩委員長の心の中には分断ラインというのがなく、その優しい許は北と南、海外の民族皆を抱きこむこよなく暖かく広い胸そのものです。 金正恩委員長の南の人民に対する熱い愛情が、不信と対決で凍りついたツンドラを溶かして、パンムンジョムにうららかな春の日を呼び寄せ、豊かな秋をもたらしたように、その愛情の手に引かれてクムガン山に再び登りたがる南の人民の願いも遠からず、実現するものと確信します。 今、クムガン山を間近に控えた南カンウォン道のコソン地域の住民はもとより、大勢の人々と観光関連企業が、これから実行されるはずのクムガン山観光の再開に備えて、興奮した気持ちでその準備を急いでいるとのことです。 それもそのはずで、金正恩委員長が民族のために開いた平和・繁栄の新時代にクムガン山は朝鮮民族と世界の耳目を集め、統一の名山としてなおさら光を放っているからです。 今年8月、クムガン山では8月15日の朝鮮の解放を機に離散家族、親戚の再会がかつてない感激の中、行われました。 3年前の2015年は、今、別れると永遠に再会できないという悲しみと涙にくれていた再会の場が、歴史的なパンムンジョム宣言をもたらした金正恩委員長への崇拝の熱風、民族の偉大な太陽の下で家族、親戚が再会する日が遠くないという喜びの熱気で沸き返りました。 先日はここでパンムンジョム宣言と「9月ピョンヤン共同宣言」の履行のための北と南の民族和解協議会の連帯の集いも盛大に開催されました。 北と南の数百人の代表が手を取り合って声を限りに統一の歌を歌い、統一アリランのメロディーに合わせて踊りに興じたシーンはそのまま民族みなの統一の熱望の縮図でした。 その日に響き渡ったわが民族同士の万歳の叫び声は、国の山河を揺るがし、8千万の民族みなの胸に和解と団結、統一の熱意を燃え上がらせました。 私だけでない北と南、海外の民族みなが見ています。 クムガン山のマンポク洞、クリョンヨン、ピロ峰を民族みなが引きも切らずに訪ね、サムイルポと海クムガンの清い水に身を浸し、笑いさざめきながら統一なった祖国の明日を描き出す喜びに満ちたそのシーンを。 クムガン山で響く和解と団結、統一・繁栄のこだまは日増しに祖国の山河を揺るがすでしょう。 不世出の偉人たちがいて名山が守られ、その光も燦然たるものなのです。 クムガン山は偉大な太陽の熱い愛国の熱と日差しの下、民族の統一の願いと意志が込められた民族の名山、世界の名山としてさらに光を放つでしょう。 （今日の朝鮮） RIGHT:'''2018年の記事''' LEFT:[[非転向長期囚]] #br ---- #include(vok_navi01,notitle) //（今日の朝鮮 2018.11.24 画像なし） //不世出の偉人たちの下でクムガン山は統一の名山
