#author("2017-04-11T13:31:02+09:00","default:pop hok","pop hok")
*学堂谷革命史跡地 [#t60b6db7]
ピョンヤンの都心に''ハクタンコル革命史跡地''がありますが、そこに日本帝国主義に奪われた国を独立するために生涯のすべてをささげた金亨稷先生の功績を称える石碑が建てられています。丁度、ここを訪れたときは、ガイドさんが学生たちの前で解説を始めたところでした。

ガイドの''コ・ウンハ''さんはまず、ハクタンコルの由来について説明しました。
>「地理的に見てハクタンコルは今のピョンヤン学生少年宮殿とマンスデ議事堂、昔の城門のポトン門とマンスデ芸術劇場、人民大学習堂の間の広い空間を言います。当時、ここにスンシル中学校とスンイ女学校のような学校と塾、書堂が多くあったので学堂の谷という意味のハクタンコル、またはハクタンドンと呼ばれてきました」

コさんは一世紀前の歴史的事実について話してくれました。1910年代、朝鮮が日本帝国主義の完全な植民地になったときの話です。

偉大な金日成主席の父である朝鮮の反日民族解放運動の卓越した指導者金亨稷先生は代をついで戦ってでも必ず国の独立を成し遂げなければならないという「''志遠''」の思想を打ち出し、民族の自力で武装した敵を打ち倒すための革命闘争を始めました。

金亨稷先生は1911年春からここハクタンコルのピョンヤン・スンシル中学校に学びながら今後、結成する革命組織の根幹を育てるために腐心しました。
>「金亨稷先生は同志、志を同じくする人たちが一人、二人増えるにつれ、革命活動の舞台を本格的に広めるためにスンシル中学校を中退し、職業的な革命家になりました。先生は革命活動に有利な教師の肩書きでマンギョンデのスンファ学校とポンファ里のミョンシン学校を拠点として活動を展開し、今後、革命組織を結成するための準備を力強く進めました」

ガイドさんの話を聞いていると、目の前に毎年訪れた金日成主席生誕の地マンギョンデのスンファ学校の全景が浮かんできます。そして、先生が鳴らしたポンファ里のミョンシン学校の鐘の音が耳元に聞こえてくるようです。国の独立と人民の解放のために歴史の夜明け道を歩んだ金亨稷先生でした。

先生の粘り強い努力によってチュチェ6年、1917年3月23日、ここハクタンコルで「朝鮮国民会」結成の会議が開かれました。会議には独立運動の中核メンバーと国内外の反日運動家、愛国的な青年学生が多数参加しました。ガイドさんの話によりますと、この「朝鮮国民会」の目的は朝鮮人民みなが一致団結し、朝鮮人民自らの力で国の独立を成し遂げ、真の文明国を建てることでした。

「朝鮮国民会」は発足して半年にもならない短い間に国内外の広い地域に組織を拡大し、各界の人々はもちろん、独立軍の軍人、宗教家まで組織に組み入れました。

ガイドさんの話は続きました。
>「組織の拡大について石碑にはこう書かれています。
>>『先生が示した解放の高い志&br;
三千里の国土に広がる&br;
反日の旗の下、銃剣をかき分け&br;
国民会は深く根を下ろした&br;
はるか異国、海外でも&br;
先生の志で息づいた朝鮮の息吹』
<<このように先生が結成した朝鮮国民会は先生の志遠の思想を実現するための民族自主の革命組織であり、3月1日人民蜂起を前後にした時、朝鮮では始めての反日地下革命組織でした」

朝鮮革命の歴史に刻まれた「朝鮮国民会」。

金亨稷先生の志遠の思想、遠大な志を持つべきだというこの志遠の思想は敬愛する金正恩元帥によりさらに輝いています。

RIGHT:'''2013年の記事'''
LEFT:[[金亨稷]]、[[志遠の思想]]
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