#author("2017-04-01T12:43:25+09:00","default:pop hok","pop hok")
*スーパー遺伝医学者 [#w3f66404]
''金日成総合大学ピョンヤン医科大学遺伝医学研究所''の研究室主任''パク・ヨンジュ''さんは、人々の健康増進に役立つウイルス性疾病の予防治療物質を開発した学者です。
>「父ちゃん、これみたいに家は作り直せるのに病みついた人は又健康になれないの？」

これは、積み木遊びをしていた3歳のパクさんの口からでた質問でした。パクさんは、父のように医学者になりたかったのです。一生懸命勉強して、優等生の少年として全国に知られ、希望通り、ピョンヤン医科大学に入学して全学科を優秀な成績で卒業しました。

卒業後、国の計らいで外国の名だたる大学の研究生として遺伝医学の見聞を一層広めました。1990年に遺伝医学研究所に配置され、その夢は叶えられました。

遺伝医学研究所の研究員で助教授の''チョン・スンテ''さんのお話です。
>「主任さんは研究所に配置された当初から研究に没頭したんですよ。パクさんはよく言いましたね。ありがたいこの国を愛するのは人間として当たり前のことだ、そして愛イコール献身の精神になってほしい、国のご恩に科学研究の成果で報いるのは真の科学者の本分で道理ではないか、とです」

パクさん愛用の赤い手帳「科学活動日誌」にはこんなことが記されています。
>「1990年、朝鮮で初のデオキシリボ核酸の第一次構造分析方法確立。&br;
　1992年、遺伝子を合成して高性能の遺伝子開発。&br;
　－－－&br;
　2006年、生命科学の研究で必須の遺伝子増幅酵素開発」

この他にも数十件の発明をしました。2003年、パクさんは博士になりました。論文のテーマは「ヒト・インターフェロン　アルファ1d、アルファ2a、アルファ2b遺伝子の合成と発現についての研究」です。これは、ウイルス性疾病の予防治療物質となる新しい遺伝子の開発でした。この論文は、学界に大きな波紋を投じました。

教授、博士のパク・ヨンジュさんはこう話します。
>「博士論文の真の価値は、国の繁栄に、又、人民の健康増進に実際に役立つことにあると思います。それで私をはじめ研究室の人みなは、ウイルス性疾病の予防と治療の薬物であるインターフェロンの生産導入へと陰日向なく努力してきたんです、はい」

ですがインターフェロンの研究成果を受けての工業化は決して容易いことではありませんでした。パクさんは、難問題に衝突する度に、祖国を歌い上げた管弦楽をよく聞き、一層力を奮い起こしました。

インターフェロン生産の工業化が2010年、遂に完成しました。これは医学部門での大成功でした。国に莫大な利益を与えたのは勿論のことです。皆から成功した医学者だと祝福される時、パクさんはこれからのことを考えました。

>─新しい菌育種技術の開発、これだ、人々の肉体的構造と特徴に合う個人別の医療サービスを円滑に出来るよう─

パクさんはこう話します。
「『国のために何を捧げたのか？』この質問に答えられるよう常に愛国の一念を燃やしています。育てて導いてくれた有難いこの国に報いたい思いでいっぱいです。　遺伝医学技術の世界レベルの突破目指す新しい研究に知恵と情熱の限りを尽くしていきます」

RIGHT:'''2012年の記事'''
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